2026年の冬アニメとして話題の『魔術師クノンは見えている』。正直、タイトルだけ見ると「また異世界転生チートものかな?」なんて思っちゃいませんか?僕も最初はそう思ってました。
でも、原作を読み込んでみると……これ、ただの俺TUEEE系じゃないんです。盲目の少年が「好奇心」だけで世界を切り拓いていく、めちゃくちゃポジティブな発明ストーリーなんですよね。
アニメ化にあたって、一番気になるのはやっぱり「どんなキャラクターが出てくるの?」「声優さんは誰?」ってところだと思います。
そこで今回は、アニメ放送前に予習しておきたい主要キャラクターや、ネット上の評判、放送情報などを、原作ファンの視点も交えてガッツリまとめてみました。Wikiを見るより深く、でも堅苦しくない感じで解説していきますね。
※本記事には原作のネタバレや一部物語の核心に触れる解説が含まれます。ご注意ください。
この記事のポイント
- 主要キャラと声優陣(早見沙織さん、内田真礼さん他)の全容
- 主人公クノンと周囲の人々の「ズレた」関係性の面白さ
- 「つまらない」という評判の理由と、それを上回る魅力の分析
- アニメ放送日(2026年1月4日)や配信サイト情報
『魔術師クノンは見えている』登場人物とアニメ声優(CV)一覧
まずは、物語を彩るメインキャラクターたちを一気に紹介します。今回のアニメ化、声優陣がかなり豪華で本気度が伝わってきますよ。
僕が公式サイトや原作情報からまとめた主要キャストのリストがこちらです。
| キャラクター名 | 担当声優 (CV) | 役どころ |
|---|---|---|
| クノン・グリオン | 早見沙織 | 盲目の天才魔術師。水魔術で目を作るのが目標。 |
| イコ・ラウンド | 内田真礼 | クノンの専属侍女。性格形成に多大な影響を与えた。 |
| ミリカ・ヒューグリア | 鬼頭明里 | 第九王女でクノンの婚約者。健気で可愛い。 |
| ジェニエ・コース | 山口立花子 | クノンの最初の家庭教師。苦労人ポジション。 |
| ゼオンリー・フィンロール | 島﨑信長 | 最高の魔技師で師匠。型破りな実力者。 |
個人的には、主人公の少年クノン役に早見沙織さんをキャスティングしたのが「分かってるなあ」という印象です。あの透明感と知性、そして時折見せる狂気スレスレの純粋さを演じられるのは早見さんしかいない気がします。
主要キャラクターの性格や魅力を深掘り解説
ここからは、各キャラクターがどんな性格で、物語の中でどう動いていくのかを深掘りしていきます。Wikiや公式サイトのプロフィールだけじゃ分からない、「ここが好き!」というポイントを中心に書いていきますね。
主人公クノン・グリオン(CV:早見沙織)|盲目の天才少年
生まれつき目が見えない「英雄の傷跡」を持つ侯爵家の次男です。物語の冒頭では人生を諦めたような暗い少年でしたが、魔術と出会ってからは完全に別人になります。
彼の最大の特徴は「水魔術で自分の目玉を作る」という発想に取り憑かれていること。しかも、その探求心が強すぎて、常識を軽々と飛び越えていきます。
一見、儚げな美少年なんですが、中身はマッドサイエンティスト気質。「見えないからこそ、見える世界を作ればいい」というポジティブさは読んでいて清々しいですね。あと、後述する侍女の教育のおかげで、女性に対する口説き文句が妙に達者なのも笑えるポイントです。
専属侍女イコ・ラウンド(CV:内田真礼)|ズレた紳士教育の元凶
クノンを語る上で欠かせないのが、このイコさんです。ただのメイドじゃありません。
彼女はクノンにとって姉であり、友人であり、そして「間違った紳士像」を植え付けた張本人です。
クノンが時折見せる「キザなセリフ」や「女性への過剰なエスコート」は、だいたいイコの入れ知恵だと思って間違いないでしょう。内田真礼さんの元気いっぱいなボイスで、クノンとの漫才のような掛け合いが見られるのが今から楽しみです。
王女ミリカ・ヒューグリア(CV:鬼頭明里)|健気な婚約者
ヒロイン枠のミリカ王女。政略結婚の相手ですが、彼女はクノンの才能と変化に惹かれ、心から彼を想っています。
最初はクノンの生気のなさが苦手だったようですが、魔術に目覚めた彼を見てからは関係が激変。クノンの突拍子もない実験に巻き込まれても、それを楽しんでしまうような強さと可愛らしさがあります。
師匠ジェニエ&ゼオンリー|才能に振り回される大人たち
この作品の面白いところは、大人たちがクノンの才能に驚き、時には引くほどビビるところです。
- ジェニエ先生:魔術の基礎を教えた人。クノンの才能を開花させた恩人ですが、わずか5ヶ月で実力を抜かされてしまい、教師としてのプライドと葛藤する姿が人間臭くて良いです。
- ゼオンリー師匠:王宮魔術師。型破りなオレ様系ですが、クノンに関しては「こいつやべぇ」と思いつつもしっかり面倒を見る、なんだかんだ良い師匠です。
『魔術師クノンは見えている』Wikiにはない相関図と関係性
登場人物が増えてくると「誰が誰だっけ?」となりがちですが、この作品の人間関係は意外とシンプル。基本的には「クノンを中心とした優しい世界」です。
ただ、いくつか押さえておくと面白くなる関係性があるので紹介しておきます。
イコとリンコの姉妹関係
イコの妹、リンコも後に登場してクノンの従者になります。姉のイコが「理想の紳士」をクノンに求めたのに対し、妹のリンコはもっと現実的でお金(給料)のために働いているフシがあります。
この姉妹の対比と、二人に振り回されつつも大事にするクノンの関係性がすごく温かいんですよね。
派閥を超えた学園での立ち位置
物語が進んで「魔術学校」に入学すると、学内には「派閥」が出てきます。普通なら派閥争いに巻き込まれる……となるところですが、クノンは天才すぎて「全部の派閥から勧誘されて、全部に入っちゃう」という離れ業をやってのけます。
このあたりの「トラブルになりそうでならない、むしろ周りがクノンに合わせちゃう」感じが、読んでいてストレスフリーな理由かもしれません。
アニメ化はいつから?放送日や制作会社、どこで見れるか
さて、肝心のアニメ放送情報です。2025年12月時点での最新情報を整理しました。
- 放送開始日:2026年1月4日(日)より
- 放送局:TOKYO MX(22:00~)、BS朝日(26:00~)、WOWOW(1/6~)
- 制作会社:プラチナビジョン
- 配信情報:ABEMA・dアニメストアにて独占配信(1月4日22:00~)
「プラチナビジョン」といえば、『殺し愛』や『私の推しは悪役令嬢。』などを手掛けたスタジオです。クノンの水魔術の透明感や、美麗な世界観をどう映像化してくれるのか期待が高まりますね。
配信がABEMAとdアニメストアの独占になっている点は要注意です。AmazonプライムやNetflixで見れるようになるのは少し遅れるかもしれません。
「魔術師クノンは見えている つまらない」という評判は本当?
検索窓に「魔術師クノンは見えている」と入れると、「つまらない」というサジェストが出ることがあります。これから見ようと思っている人には不安要素ですよね。
そこで、実際に色々なレビューサイトやSNSの感想を100件近くチェックして分析してみました。
序盤の展開と主人公の性格変化について
ネガティブな意見として多かったのは、「主人公の性格が変わりすぎて違和感がある」「会話のノリが合わない」というものでした。
確かに、第1話の暗い雰囲気から、魔術を覚えて急に「女性を口説く陽気な少年」に変わるギャップは激しいです。ここを「成長」と捉えるか、「キャラ崩壊」と捉えるかで評価が分かれている印象でした。
漫画版の作画評価と「なろう」系としての独自性
一方で、圧倒的に多いのが「面白い!」「作画が神」というポジティブな意見です。
特にコミカライズ版(作画:La-na先生)の絵の美しさは凄まじく、これだけで読む価値があると言われるほど。漫画の最新刊が出るたびに絶賛レビューが並びます。
「なろう系」にありがちな俺TUEEE要素はありますが、クノンの場合「目が見えない」という明確なハンデがあり、それを「知恵と工夫」で補っていくプロセスが描かれているため、嫌味がなく応援したくなる読者が多いようです。
原作小説・漫画の最新刊とネタバレあらすじ
最後に、原作や漫画の進み具合について触れておきます。
最新刊情報と物語の進み具合
2025年12月時点で、原作小説は8巻、漫画は7巻あたりが最新刊となっています。
物語は、クノンが魔術学校で「鏡眼(きょうがん)」という魔道具を完成させ、視力を擬似的に獲得するところからさらに加速します。
その後も深海探索をしたり、空を飛ぶ研究をしたりと、クノンの好奇心は留まるところを知りません。アニメではおそらく、学校入学から最初の大きな発明を成し遂げるところまでが描かれるのではないかと予想しています。
まとめ
『魔術師クノンは見えている』は、ハンデを背負った少年が、悲観することなく軽やかに世界を変えていく物語です。
登場人物たちはみんな個性的で、悪い人がほとんど出てこない「優しい世界」なので、疲れた時の癒やしアニメとしても最適だと思います。
特に、早見沙織さんの演技で命を吹き込まれたクノンが、どんな風に「世界を見ている」のか。映像で表現されるその瞬間を、ぜひ2026年の放送で確かめてみてください。
とりあえず、第1話を見てクノンのキャラ変についていけたら、間違いなく最後まで楽しめる作品ですよ!



