「俺だけレベルアップな件」のアニメ、めちゃくちゃ面白いですよね!でも、「あれ?原作とキャラ名が違うぞ?」とか「舞台が日本になってる?」って思った方もいるんじゃないでしょうか。
特に、原作のWebtoon(ウェブトゥーン)を韓国語版で読んでいた方や、事前に情報を知っていた方は、その違いに戸惑ったかもしれません。
この記事では、アニメ化にあたってなぜキャラクター名や舞台設定が変更されたのか、そして原作にあったとされる表現がどうなったのか、その背景を分かりやすく解説していきます。
「俺だけレベルアップな件」日韓キャラクター名の比較
まず、原作の韓国語版と、日本で展開されている漫画・アニメ版で、主要キャラクターの名前がどのように変更されているか見てみましょう。
韓国語版 | 日本語版 | 主な役割 |
---|---|---|
ソン・ジヌ (성진우) | 水篠 旬 (みずしの しゅん) | 主人公 |
チャ・ヘイン (차해인) | 向坂 雫 (こうさか しずく) | ヒロイン、S級ハンター |
ペク・ユンホ (백윤호) | 白川 大虎 (しらかわ たいが) | 白虎ギルドマスター |
チェ・ジョンイン (최종인) | 最上 真 (もがみ しん) | ハンターズギルドマスター |
ユ・ジンホ (유진호) | 諸菱 賢太 (もろびし けんた) | 主人公の相棒的存在 |
ウ・ジンチョル (우진철) | 犬飼 晃 (いぬかい あきら) | 監視課課長 |
イ・ジュヒ (이주희) | 観月 絵里 (みづき えり) | B級ヒーラー |
コ・ゴニ (고건희) | 後藤 清臣 (ごとう きよおみ) | ハンター協会会長 |
キム・チョル (김철) | 上原 亮 (うえはら りょう) | A級タンク、後のアイアンの元 |
※上記は代表的な例です。他のキャラクターについても、同様に日本名に変更されています。より詳しいキャラクター名と韓国名の読み方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
なぜ名前や舞台設定が違うの?変更の理由を解説
「どうしてわざわざ名前を変えるの?」と疑問に思いますよね。主な理由は、日本市場への「ローカライズ」(現地化)戦略にあります。
- 日本の視聴者・読者への配慮: 日本のアニメ・漫画ファンにとって馴染み深く、感情移入しやすいように、日本風の名前や舞台設定(東京)に変更されました。特にアニメ版は、日本国内でのヒットを強く意識した制作体制が取られています。
- 世界観への没入感: 舞台を日本にすることで、日本の都市や風景が登場し、より身近な物語として感じられるよう工夫されています。
- 発音や記憶のしやすさ: 韓国語の名前は、日本人にとって発音しにくかったり、覚えにくかったりする場合があります。キャラクター名を覚えやすくすることも、作品を楽しむ上で重要な要素です。
このようなローカライズは、海外作品を日本で展開する際にはよく見られる手法です。もちろん、原作の雰囲気を尊重してほしいという声もありますが、より多くの人に作品を届け、楽しんでもらうための判断と言えるでしょう。
原作のストーリーとの違いは?「反日表現」は削除された?
名前や舞台設定以外にも、ストーリーの一部に変更点があります。特に気になるのが、原作の韓国語版にあったとされる「反日的な表現」についてです。
結論から言うと、アニメ版および日本語版の漫画・ノベルでは、これらの表現は削除または修正されています。
原作の韓国語版(特に初期のWeb小説版)には、一部、以下のような日本や日本人に対する否定的な描写が含まれていたと指摘されています。
- 日本に対する否定的な見解を示すセリフ
- 特定の国民性を揶揄するような表現
- 歴史的背景を想起させるような敵対的な描写
これらは、作品の舞台が韓国であり、登場人物(特に敵役)のセリフとして出てくるものでしたが、日本での展開にあたっては不適切と判断され、変更されました。変更理由としては、以下が考えられます。
- 日本市場への配慮: 日本の視聴者・読者が不快感を抱かないようにするため。
- 作品テーマの普遍性: 特定の国への敵意ではなく、主人公の成長やモンスターとの戦いという、より普遍的なテーマに焦点を当てるため。
- 国際的な展開: 日本だけでなく、世界中のファンに受け入れられる作品にするため。
ストーリーの根幹、つまり水篠旬が最弱ハンターから最強へと駆け上がっていく成長物語や、魅力的なキャラクターたちの活躍、ダンジョン攻略のスリルといった**作品の面白さ自体は、韓国語版も日本語版も変わりません。** 安心して日本語版の漫画やアニメを楽しむことができます。
この問題に関する海外の反応など、より詳しい情報はこちらの記事でも解説しています。
作者は反日なの? Chugong氏の思想について
原作に上記のような表現があったことから、「作者のChugong氏は反日的な思想を持っているのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、これについては明確な答えはありません。判断材料をいくつか見てみましょう。
- 原作の表現: 韓国という国の歴史的・社会的な背景を考えると、作品内にそのような表現が登場すること自体は、あり得ることかもしれません。それが作者自身の強い思想を反映しているかは断定できません。
- ローカライズ版での修正: 日本版で表現が修正されたのは、作者自身の意向というよりは、出版社やアニメ制作側の商業的な判断(ローカライズ戦略)である可能性が高いです。
- 作者の公言: Chugong氏自身は、過去のインタビューなどで日本の漫画やアニメが好きであると公言しており、日本文化への関心を示しています。
- 作画担当DUBU氏の逝去: 原作Webtoonの美麗な作画を担当されたDUBU氏は2022年に逝去されました。DUBU氏は日本での評価も高く、作品への貢献は計り知れません。作者に関する詳細はこちらの記事もご参照ください。
これらの情報から総合的に考えると、作者個人の思想を「反日」と断定するのは難しいでしょう。作品の内容と作者の思想は、分けて考える必要があるかもしれません。
まとめ:ローカライズを経て、より多くのファンへ
「俺だけレベルアップな件」の日本語版(漫画・アニメ)では、日本のファンがより楽しめるように、キャラクター名や舞台設定の変更、そして一部表現の修正といったローカライズが行われています。
これらの変更は、作品の面白さの核心部分を損なうことなく、より多くの人に「俺レベ」の魅力を届けるための工夫と言えます。原作にあった表現についても、日本語版では修正されているため、安心して楽しむことができます。
名前や設定の違いを知った上で、改めてアニメや漫画を見返してみると、新たな発見があるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。