漫画『ドンケツ』、めちゃくちゃ面白いですよね！あのリアルなヤクザの世界観に、ついつい引き込まれてしまいます。特に北九州を舞台にした物語だけに、「もしかして月輪会って、あの有名な工藤会がモデルなんじゃ…？」なんて気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたの疑問に答えるべく、『ドンケツ』と「工藤会」にまつわる噂の真相を徹底的に調査しました。作中の組織やキャラクターのモデルは実在するのか、そして作者たーし先生の意外な正体とは？さらには、モデルと噂される工藤会の恐ろしい実態から現在の状況まで、これを読めば『ドンケツ』が100倍面白くなること間違いなしですよ！
- 『ドンケツ』の月輪会と工藤会の関係性
- 主要キャラのモデルの有無
- 作者たーし先生の意外な正体
- 工藤会の最盛期から現在までの変化
ドンケツの月輪会は工藤会がモデルという噂を検証
漫画『ドンケツ』を読んでいると、そのリアルな描写から「もしかして、これって実話が元になっているんじゃ…？」なんて思いますよね。特に、北九州を舞台にした極道組織「月輪会」については、同じく北九州に本拠を置く「工藤会」がモデルではないかという噂が絶えません。ここでは、そんな気になる噂の真相に迫ります。
月輪会のモデルは本当に工藤会？
結論から言うと、『ドンケツ』に登場する月輪会が工藤会をモデルにしているという公式な発表はありません。しかし、多くの読者がそう考えてしまうのには、ちゃんとした理由があるんです。
最大の理由は、物語の舞台が同じ「北九州・小倉」であること。そして、月輪会が「北九州最大の極道組織」として描かれている点も、現実の工藤会と重なりますね。工藤会もまた、北九州地区最大の暴力団組織ですから。
ただ、作者のたーし先生はインタビューで、作中のセリフについて「実際にヤクザが使っている言葉ではなく、『それっぽく』しているだけ」と語っています。このことから、組織の設定についても、現実の工藤会をそのまま描いたというよりは、物語のリアリティを高めるためのフィクションとして考えた方が自然でしょう。
宮本会長は実在するモデルがいるの？
月輪会を率いる五代目会長・宮本。その圧倒的なカリスマ性から「宮本会長にも実在のモデルがいるのでは？」と考えるファンは少なくありません。
しかし、こちらも残念ながら特定のモデルがいるという公式情報はありません。作者のたーし先生が、特定の人物をモデルにしたと公言したことは一度もないのです。
宮本会長は、知力、胆力、そして暴力を兼ね備えた絶対的な存在として描かれています。このようなキャラクター像は、特定の誰か一人というよりも、様々なヤクザ映画や小説に出てくる「理想の親分像」をぎゅっと凝縮して創り上げた、架空の人物と考えるのが妥当でしょう。
ロケマサのモデルはじゃりン子チエのテツ？
主人公の「ロケマサ」こと沢田政寿。彼のモデルについては、はっきりとした答えがあります。なんと、国民的漫画『じゃりン子チエ』の主人公・チエちゃんの父親である「テツ」へのオマージュなのです。
これは作者のたーし先生自身が語っており、「テツが好きで始めたようなもの」と明かしています。傍若無人で破天荒だけど、どこか人間的な魅力がある点は、確かにテツとそっくりですよね。先生によると、ロケマサというキャラクターは、「他とは違うものにしたい」という思いから、「自分の周りにこういう人がいたら嫌だな」という要素を集めて創り上げた、完全なオリジナルキャラクターでもあるそうです。
ドンケツ作者と工藤会の意外な関係
『ドンケツ』のリアルな世界観は、作者であるたーし先生の経歴に何か秘密があるのでしょうか？そして、物語のモデルと噂される工藤会は、今どうなっているのでしょう。ここでは、作者の素顔と工藤会の「今」に迫ります。
作者たーし先生は元ヤクザなの？
「これだけリアルなヤクザ漫画を描けるんだから、作者も元ヤクザなのでは？」と考える人もいるかもしれません。しかし、たーし先生は元ヤクザではなく、福岡県北九州市出身のれっきとした漫画家です。
1998年に『KUZU』という作品で「ちばてつや賞準大賞」を受賞してデビュー。驚くことに、先生はアシスタントを雇わず、家族や同級生とチームを組んで制作活動をしています。独特なセリフも、実は奥さんが使っていた言葉からヒントを得たものだとか。リアルでありながらどこかユーモラスな『ドンケツ』の世界は、こうしたアットホームな制作環境から生まれているのかもしれませんね。
工藤会の今のトップは誰なの？
物語のモデルと噂される工藤会ですが、現在のトップはどうなっているのでしょうか。2024年時点でのトップは以下の通りです。
- 総裁：野村 悟
- 五代目会長：田上 不美夫
ただし、知っておくべき重要なことがあります。それは、トップである二人が現在、逮捕・勾留されているという事実です。
野村総裁は、複数の市民襲撃事件に関与したとして、2021年8月の一審判決で指定暴力団の最高幹部としては国内で初めてとなる死刑判決を受けました（2024年3月の二審では無期懲役に減刑）。また、田上会長も同じく無期懲役の判決を受けています。警察による「頂上作戦」と呼ばれる徹底的な取り締まりにより、組織は大きな打撃を受けました。
工藤会が一番すごかった時の人数は？
工藤会が最も勢力を誇っていたのはいつ頃なのでしょうか。福岡県警の報告によると、準構成員を含めた人数が最も多かったのは2011年末の時点で、その数なんと約1,020人にものぼります。
しかし、前述の通り、警察による厳しい取り締まり作戦、いわゆる「頂上作戦」が功を奏し、その勢力は大きく減少しました。最新の2023年末時点での勢力は約320人（構成員約200人、準構成員等約120人）となっており、全盛期と比べると3分の1以下にまで減っていることがわかります。
ドンケツと工藤会の真相まとめ
質問（Q）；
ドンケツの月輪会は工藤会がモデルですか？
回答（A）；
公式に認められた事実ではありませんが、物語の舞台が同じ北九州であることから、多くの読者の間で工藤会がモデルではないかと推測されています。
質問（Q）；
ドンケツの宮本会長にモデルはいますか？
回答（A）；
いいえ、宮本会長に特定のモデルがいるという公式な情報はなく、作者が様々な作品の「理想の親分像」を元に創作した架空のキャラクターとされています。
質問（Q）；
主人公ロケマサのモデルは誰ですか？
回答（A）；
ロケマサに特定のモデルはおらず、作者が『じゃりン子チエ』のテツをオマージュして生み出したオリジナルのキャラクターです。
質問（Q）；
作者のたーし先生は元ヤクザなのですか？
回答（A）；
いいえ、元ヤクザではなく福岡県北九州市出身の漫画家で、家族や友人とチームを組んで作品を制作しています。
質問（Q）；
工藤会の現在のトップは誰ですか？
回答（A）；
総裁は野村悟、五代目会長は田上不美夫ですが、両名とも市民襲撃事件などに関与したとして逮捕・勾留中です。
質問（Q）；
工藤会の全盛期の人数は何人ですか？
回答（A）；
福岡県警の報告によると、2011年末の時点で準構成員を含め約1,020人いましたが、警察の取り締まりにより2023年末には約320人まで減少しています。
この記事を通じて、作品の背景にあるモデルの噂やその真相が、少しでもクリアになったでしょうか。カリスマ的な会長や破天荒な主人公が、実は完全な創作から生まれていると知ると、作者たーし先生の創造力に改めて驚かされますよね。作品の裏側を知ることで、物語をさらに深く味わうことができるはずです。この漫画はU-NEXTやまんが王国などで読むことができ、実写ドラマはDMM TVで視聴可能です。ぜひこの機会に、作品の世界にどっぷり浸かってみてください。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました！