「大脱出3 ひどい」で検索してみたものの、シルヴェスター・スタローン主演の映画と、DMM TVでやってる芸人さんの番組、2種類が出てきて「どっちの話…?」って混乱しませんでしたか?


実は、映画の「ひどい」と番組の「ひどい」は、意味が全然違うんですよ。映画『大脱出3』は残念ながらファンをがっかりさせてしまったという意味でのネガティブな評判。一方、DMM TVの『大脱出』は、「過激すぎてヤバい(笑)」というポジティブな意味で「ひどい」と言われているんです。
この記事では、なぜ映画の続編は酷評されているのか、そしてDMM TVの番組は何がそんなにヤバくて面白いのか、2つの「大脱出」の違いを徹底解説していきます。あなたが本当に観たい「大脱出」がどっちなのか、この記事を読めばきっとわかるでしょう。
- 映画『大脱出3』が酷評される3つの理由
- 映画シリーズが評判を落とした経緯
- DMM TVの番組が「ひどい」と言われる真相
- 映画と番組、2つの作品の決定的な違い
DMM-TVで見る前に!映画「大脱出3」がひどいと言われる訳
映画と番組、2つの「大脱出」の違いとは?
「大脱出」と検索すると、映画とバラエティ番組の2種類が出てきて混乱しますよね。実はこの2つ、全くの別物なんです。


まず、映画版『大脱出』は、シルヴェスター・スタローンが主演を務めるアクションシリーズです。脱獄のプロが、知恵と筋肉を駆使して難攻不落の監獄から脱出する、ハラハラドキドキの物語が魅力でしょう。特に1作目はアーノルド・シュワルツェネッガーとの共演も話題になりました。
一方、DMM TVで配信されている『大脱出』は、お笑い芸人さんたちが出演するバラエティ番組です。こちらは『水曜日のダウンタウン』の演出で知られる藤井健太郎さんが手掛けており、芸人たちが理不尽で過酷な状況に閉じ込められ、そこからの脱出を目指すという内容。
このように、同じ「大脱出」という名前でも、中身はハリウッドのアクション大作とお笑いバラエティ番組という大きな違いがあります。どちらの「ひどい」という評判が気になっているのか、まずはこの違いをはっきりさせておきましょう。
映画「大脱出3」がひどいと言われる3つの理由
映画版、特に『大脱出3』がなぜ「ひどい」とまで言われてしまうのでしょうか。期待していたファンががっかりしてしまったのには、大きく3つの理由があります。
一つ目の理由は、「大脱出」なのに「脱出」しないことです。
主人公のブレスリンは「脱獄のプロ」のはず。しかし今作では、誘拐された人を助けるために自ら敵の監獄へ乗り込んでいきます。これでは「大脱出」ではなく「大潜入」ですよね。1作目の魅力だった、知恵を絞って脱出するスリルがほとんど味わえません。話の筋書きも、どこかで見たようなアクション映画になってしまっています。


二つ目に、主人公スタローンの扱いが残念な点が挙げられます。
シリーズの顔であるはずのスタローンですが、今作では新キャラクターのほうが目立っており、彼は一歩引いたポジションに。彼の魅力である頭脳戦もほとんどなく、ただ敵を倒していく役回りになってしまっています。ファンとしては、知性と肉体を駆使する彼の姿が見たかったところでしょう。
そして三つ目の最も残念なポイントが、主要キャラクターの退場の仕方です。
1作目から主人公を支えてきた恋人のアビゲイルが、物語の途中で本当あっけなく殺されてしまうんです。主人公の怒りの起爆剤という展開はよくありますが、あまりに唐突すぎて観客の気持ちが追いつきません。後味の悪さだけが残り、この展開が作品全体の評価を決定的に下げてしまいました。
映画「大脱出」シリーズの評判が悪いのはなぜ?
『大脱出3』の評判が良くないのは、実は前作の『大脱出2』から始まった流れなんです。シリーズ全体の評価がなぜ落ちてしまったのかというと、結論は「1作目があまりにも名作だったから」、そして続編がその良さを忘れてしまったからに尽きます。


1作目は、スタローンとシュワルツェネッガーという二大巨頭がタッグを組み、知恵を武器に脱獄不可能の監獄に挑むという王道のストーリーで、文句なしに面白い作品でした。
しかし、ヒットを受けて作られた『大脱出2』では、すでにシリーズの魅力が薄れていました。スタローンは主役というよりサポート役で、中国人俳優がメインに。緻密な脱獄計画はなくなり、近未来的なSFアクションの色が強くなりました。ファンが期待していたアナログな知恵と工夫の物語ではなかったんですね。スタローン自身も後に「あれはひどい作品だった」と語るほどです。
この路線変更があったため、『大脱出3』でさらに迷走してしまったのも、ある意味当然の流れだったのかもしれません。シリーズの「一番の強み」を見失ってしまったのが、ファンが離れてしまった最大の理由でしょう。
DMM-TVの番組「大脱出」もひどい?映画3との比較
DMM-TV版が「ひどい」と言われる理由
さて、ここからはもう一つの「大脱出」、DMM TVで配信されているバラエティ番組についてです。こちらの「ひどい」は、映画版の「つまらない」とは少し意味合いが違います。
結論から言うと、こちらの「ひどい」は「過激すぎてヤバいけど、そこが最高に面白い」という意味で使われることが多いです。


この番組は、『水曜日のダウンタウン』の演出家、藤井健太郎さんが手掛けています。そのため、企画内容が非常に過激。芸人さんを本当に土に埋めたり、精神的に追い詰めるような仕掛けが満載なんです。出演したクロちゃんが「今までで一番キツいロケ」と語るほど、その過酷さは本物。
この常軌を逸した過激さが「ひどい」と言われる理由ですが、同時に芸人さんたちの素のリアクションを引き出し、他では見られないとんでもない面白さを生み出しています。このギリギリ感がクセになるんですね。
DMM-TV版「大脱出」はやらせなの?
これだけ過酷で面白いと、次に気になるのは「やらせなの?」という疑問ですよね。
これについては、完全な「やらせ」というよりは、番組を面白くするための「演出」と考えるのが妥当でしょう。


例えば、別々の場所にいた芸人さんたちが都合よく合流したり、追い詰められたタイミングで鍵付きのトラックが現れたり。確かに「それは出来すぎじゃない?」とツッコミたくなる場面はあります。
しかし、これはドキュメンタリーではなく、あくまでバラエティ番組。芸人さんたちが謎を解けずに企画が破綻してしまわないよう、いくつかの救済ルートが用意されていると考えられます。その「演出」が少し見えすぎてしまった、ということなのでしょう。ガチな部分と演出の部分、その両方を含めて楽しむのがこの番組の正しい見方かもしれませんね。
2つの「大脱出」はどこで見られる?
さて、ここまで読んで「映画版の1作目を見てみたい!」「過激なバラエティ版が気になる!」と思った方もいるでしょう。それぞれの視聴方法をまとめました。
まず、シルヴェスター・スタローン主演の映画『大脱出』シリーズは、U-NEXTやAmazonプライムビデオなど、多くの動画配信サービス(VOD)で視聴可能です。ご自身が利用しているサービスで検索してみてください。
一方、芸人さんたちが出演するバラエティ番組『大脱出』は、DMM TVの独占配信となっています。
そのため、NetflixやAmazonプライムビデオなど、他のサービスでは見ることができません。DMM TVには無料トライアル期間があるので、それを利用すれば実質無料で全話視聴することが可能です。気になる方は、公式サイトからチェックしてみるのがおすすめですよ。
DMM-TVの「大脱出3」がひどいと言われる理由のまとめ
質問(Q): 映画「大脱出3」がひどいと言われる一番の理由は?
回答(A): タイトルが「大脱出」なのに、中身は敵地に乗り込む「救出劇」になっていて、シリーズの根本的なテーマがブレてしまっている点です。
質問(Q): 映画版で主人公スタローンの見せ場はありますか?
回答(A): 残念ながら活躍の場は少なめで、新キャラクターの方が目立っています。ファンにとっては少し物足りないかもしれません。
質問(Q): DMM TVのバラエティ版「大脱出」はなぜ「ひどい」と言われるのですか?
回答(A): 「内容が過激で地上波では絶対に放送できないレベルだから」です。ただし、その過激さが逆に「最高に面白い」というポジティブな評価につながっています。
質問(Q): バラエティ版「大脱出」にやらせはありますか?
回答(A): 完全な「やらせ」というよりは、番組を面白く成立させるための「演出」と考えるのが妥当です。芸人たちのリアルなリアクションと計算された仕掛けの両方が魅力となっています。
質問(Q): 結局、映画と番組、どっちを見ればいいですか?
回答(A): 緻密な頭脳戦とアクションが好きなら映画の『大脱出』1作目が、過激で予測不能な笑いを求めるならDMM TVのバラエティ番組『大脱出』がおすすめです。
というわけで、2つの「大脱出」にまつわる評判の真相、スッキリしていただけたでしょうか。映画のほうは、1作目が名作すぎたがゆえに続編が期待に応えられなかった、というのが大きいみたいですね。バラエティのほうは、過激すぎて「ひどい」、でもそこが最高に面白い、というちょっと特別な作品でした。
何事も、前情報があると楽しみ方が変わってきますよね。映画の1作目は文句なしにおすすめですし、バラエティ版も、怖いもの見たさでチェックしてみるのもアリだと思いますよ。バラエティ番組『大脱出』はDMM TVで独占配信中です。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!