『ダンダダン』がよくわからない？3つの理由と人気の秘密を解き明かす

『ダンダダン』って、周りではすごく面白いと話題なのに、いざ読んでみると「あれ…なんだかよくわからない…」と感じてしまうこと、ありませんか？

ぴょん助

『ダンダダン』って面白いと聞くけど、結局何マンガなの？

色々なジャンルが全部乗せなんだ。だからこそ、戸惑う人が多いみたいだね。

ひっきー

「自分には合わないのかも…」と思ってしまうのも無理はありません。でも、この漫画、実は累計発行部数が320万部を突破するほど、熱狂的に愛されているのも事実なんですよ。

そこでこの記事では、なぜ『ダンダダン』が「よくわからない」「つまらない」と感じられてしまうのか、その具体的な理由から、「じゃあ一体どこがすごいの？なぜそんなに人気なの？」という熱狂的な魅力まで、あらゆる角度から徹底的に掘り下げていきます！

この記事を読み終わる頃には、あなたの「よくわからない」が「なるほど！」に変わっているはずです。さあ、一緒に『ダンダダン』の不思議な世界の謎を解き明かしていきましょう！

『ダンダダン』がよくわからない理由をスッキリ解説

どんなジャンルで何に似てる作品なの？

『ダンダダン』を初めて手に取った多くの人が「これって、一体何系のマンガなの？」と不思議に思うことでしょう。結論から言うと、この作品は一つのジャンルではくくれない、まさに「全部乗せ」のエンターテイメント作品です。公式では「オカルティック怪奇バトル」と紹介されていますが、それだけでは語り尽くせないほど様々な要素が詰まっていますね。

その理由は、物語の中に幽霊やUFOといったオカルト・SF要素だけでなく、ラブコメ、学園ドラマ、ギャグ、そして迫力満点のバトルまで、あらゆるジャンルが絶妙なバランスで混ざり合っているからです。

具体的にどのようなジャンルが含まれているか、下の表を見てみましょう。

このように言うと、「色々な要素が多すぎて、話がごちゃごちゃしているのでは？」と心配になる人もいるかもしれません。しかし、作者である龍幸伸先生の圧倒的な画力と構成力によって、不思議とスムーズに物語が読めてしまうのが『ダンダダン』のすごいところです。ちなみに龍先生は、あの大人気作『チェンソーマン』や『地獄楽』の作者のもとでアシスタントをしていた経歴があり、その実力は折り紙付きです。

また、『ダンダダン』が「何に似てる？」と聞かれると、多くの読者がいくつかの有名作品を挙げます。

ぴょん助

色んな作品に似てるって聞くけど、それってパクリってことなの？

いや、作者の元ネタへのリスペクトなんだ。だから色々な作品のオマージュが見られるんだよ。

ひっきー

• 『ジョジョの奇妙な冒険』: 独特なセリフ回しやキャラクターのポーズ、頭脳戦を駆使するバトルスタイルが似ていると言われています。
• 『チェンソーマン』: 少年ジャンプ＋の先輩であり、ダークな世界観とコメディが融合している点が比較されます。
• 『ウルトラマン』や『らんま1/2』: 作中には、これらの国民的アニメへのリスペクトが感じられるオマージュ（元ネタへの敬意を込めた表現）やパロディが散りばめられており、元ネタを知っているとより楽しめます。

このように多くのジャンルを掛け合わせ、様々な作品へのリスペクトも感じられる点が、『ダンダダン』が他の漫画にはない独特の魅力を放っている理由と言えるでしょう。このごちゃ混ぜ感こそが、多くの読者を惹きつけている秘密なのです。

つまらない・面白くないと言われる理由

『ダンダダン』は、「このマンガがすごい！2022」でオトコ編4位に選ばれ、2023年12月には累計発行部数が320万部を突破するなど、非常に高い評価を受けている作品です。

一方で、「つまらない」「話がよくわからない」といったネガティブな感想を持つ読者がいるのも事実です。

なぜ、これほど評価が分かれるのでしょうか。

その理由は、作品の持つ「独特すぎる個性」が、読む人によって好き嫌いがはっきりと分かれる原因となっているからです。

具体的に「つまらない」と感じる人たちが挙げる主な理由を見ていきましょう。

1. ジャンルが混ざりすぎて話の目的がわからない
   前述の通り、『ダンダダン』はオカルト、SF、ラブコメ、バトルなど多くの要素が詰め込まれています。

   これが魅力である一方、「物語のゴールがどこなのか分かりにくい」「結局何がしたいの？」と感じてしまう読者も少なくありません。

   特に、ストーリーの整合性を重視する人にとっては、次々と変わる展開に戸惑い、物語に集中できないという意見があります。

2. 下ネタやグロテスクな表現が苦手
   この作品は、ギャグシーンで下ネタが頻繁に使われます。

   また、妖怪や宇宙人のデザインが非常にリアルで、人によっては「気持ち悪い」「グロテスク」と感じることもあります。

   特に、序盤は主人公の「金玉（きんたま）」を取り返すという目的で話が進むため、こうした下ネタや過激なノリが合わない人は、早い段階で読むのをやめてしまうようです。

   家族と一緒に見るには少し気まずい場面もあるかもしれませんね。

3. ストーリー展開が単調に感じられる
   物語の基本的な流れが「新たな敵が現れる → 主人公たちが協力して戦う → 倒す」というパターンの繰り返しに見えることがあります。

   この展開が「単調で飽きてしまう」「ワンパターンだ」と感じる人もいます。

   また、展開のスピードが非常に速いため、「キャラクターの感情の動きが十分に描かれていない」「説明不足でストーリーについていけない」という声も聞かれます。

4. キャラクターに共感できない
   一部の読者からは、「主人公のオカルンに頼りなさを感じる」「登場キャラクターに愛着が湧かない」といった意見も出ています。

   個性的なキャラクターが多いものの、その独特な性格や行動が、一部の読者には受け入れられにくい場合があるようです。

このように、『ダンダダン』がつまらないと言われる理由は、作品の強い個性の裏返しであることが多いです。

スピード感あふれる展開やごちゃ混ぜの世界観、独特のデザインが「最高に面白い！」と感じる人もいれば、「全く合わない」と感じる人もいる、まさに評価が真っ二つに割れる作品だと言えるでしょう。

よくわからない『ダンダダン』の本当の魅力を紹介

ここがすごい！魅力と評価されている点

これまでの内容で、『ダンダダン』が「よくわからない」「つまらない」と感じる人がいる理由を見てきました。しかし、もちろんそれだけで終わりではありません。むしろ、この作品は多くの読者や批評家から熱狂的に支持されているんです。ここでは、なぜ『ダンダダン』が「すごい！」と評価されているのか、その魅力の核心に迫ってみましょう。

結論から言えば、『ダンダダン』のすごさは「圧倒的な画力」「全ての要素が高レベルなエンタメ性」「心を掴むキャラクターと物語」の3つのポイントに集約されます。これらが組み合わさることで、他に類を見ない作品になっているのです。

1.息をのむほどの「圧倒的な画力」

まず、ほぼ全ての読者が口を揃えて絶賛するのが、作者・龍幸伸（たつ ゆきのぶ）先生のずば抜けた画力です。キャラクターの表情や動きはもちろん、背景の隅々にまで描き込まれた緻密な絵は、読者を一瞬で物語の世界に引き込みますね。

• 擬音がなくても伝わる迫力：普通、バトル漫画は「ドン！」「バキッ！」といった擬音で迫力を伝えますが、『ダンダダン』は絵の勢いだけで、スピード感や衝撃を表現しています。多くの読者が「ページをめくった瞬間、絵が飛び出してきそうだった」と語るほどです。
• 信頼できる作者の経歴：龍幸伸先生は、あの大人気漫画『チェンソーマン』や『地獄楽』の作者のもとでアシスタントをしていた経験を持つ実力派です。  その画力の高さから、漫画家の山田玲司先生は「鳥山明先生（ドラゴンボールの作者）クラスだ」と絶賛しているほどです。

この神がかった作画が、荒唐無稽に見えるストーリーに説得力とリアリティを与えているのです。

2.ジャンルの全部乗せ！ なのに全てが一級品

前述の通り、『ダンダダン』は様々なジャンルが混在しています。これが「ごちゃごちゃしている」という意見につながる一方で、多くのファンは「漫画の宝石箱だ！」と評価しています。 

なぜなら、バトルは専門のバトル漫画に、ラブコメは専門のラブコメ漫画に引けを取らないほど、一つ一つの要素が非常に高いレベルで描かれているからです。  幽霊との怖い話にドキドキしたかと思えば、次のページではキャラクターのやり取りに大笑いし、かと思えば恋愛模様に胸がキュンとする。このような目まぐるしい展開が、読者を全く飽きさせないのでしょう。

3.敵キャラさえも魅力的な物語とキャラクター

「キャラクターに愛着が湧かない」という意見とは逆に、「登場人物がみんな魅力的！」と感じるファンも非常に多いです。特に、主人公のモモとオカルンの関係性が成長していく様子は、多くの読者が応援しています。 

さらに興味深いのは、敵である幽霊や妖怪にさえ、それぞれ悲しい過去や背景が描かれる点です。  そのため、ただ倒すべき敵ではなく、読者が感情移入できる存在として描かれています。こうした物語の深みが、多くの読者の心を掴んで離さない理由の一つです。

客観的なデータが示す『ダンダダン』のすごさ

このような魅力は、実際の評価や数字にもはっきりと表れています。

ぴょん助

画力や話がすごいのは分かったけど、本当にそんなに人気なの？

実際の数字を見ると驚くよ。受賞歴や発行部数がその人気を証明しているんだ。

ひっきー

このように、『ダンダダン』は一部で「よくわからない」と言われながらも、それを補って余りあるほどの確かな魅力と実績を持つ作品です。もしあなたがこれまでの説明で少しでも興味を持ったなら、ぜひ一度、あなた自身の目でその世界を体験してみてください。

『ダンダダン』がよくわからない？3つの理由と人気の秘密を解き明かす：まとめ

Q&Aでまとめますね。

質問（Q）：『ダンダダン』はいったい何系の漫画なの？

回答（A）：オカルト、SF、ラブコメ、バトルなど、様々なジャンルを全部乗せした作品ですよ。

質問（Q）：なんで「面白くない」「ついていけない」って意見があるの？

回答（A）：ジャンルの多さや下ネタ、独特な展開が、読む人を選ぶ原因になっているみたいですね。

質問（Q）：逆に、この漫画の「すごい！」って言われる魅力は何？

回答（A）：全てが一級品の画力と、予測不能なハイスピードな物語が多くの読者を惹きつけています。

質問（Q）：結局、読むべきかどうかはどう判断すればいいの？

回答（A）：まずは試し読みで、その独特な作風が自分に合うか確かめてみるのが一番でしょう。

この記事では、この作品が戸惑いや混乱を招く理由から、多くの人を惹きつける魅力まで、様々な角度から解説してきました。いろんな要素が詰まったごちゃ混ぜ感が、この作品の最大の魅力であり、同時に好みがはっきり分かれるポイントでもあるんですよね。もしあなたがまだ迷っているなら、まずはその圧倒的な画力とジェットコースターのような展開を体験してみるのが一番ですよ。きっと、この作品がなぜこれほど話題なのか、その理由がわかるでしょう。原作漫画はebookjapanなどで試し読みができます。ぜひ『ダンダダン』の不思議な世界に触れてみてくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました！