『ダンダダン』ファンのみなさん、こんにちは!今回は、物語でもトップクラスのインパクトを誇るキャラクター、人体模型の太郎について、その魅力を徹底的に掘り下げていきたいと思います!


アニメで突然現れて全力疾走を始めた彼を見て、「え、何このキャラ!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。太郎の正体や、彼がそこまでして追い求める恋人「花」との関係、そしてあの熱すぎる魂の叫びを演じている声優さんなど、気になることがたくさんありますよね。
この記事を読めば、『ダンダダン』の太郎というキャラクターがもっと好きになること間違いなしですよ!ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。
- ダンダダンの太郎の正体と能力
- 声優・杉田智和さんの熱演秘話
- 恋人の花との感動的な愛の物語
- 漫画やアニメでのその後の活躍
ダンダダンで活躍する太郎の正体に迫る
『ダンダダン』という物語の中で、ひときわ異彩を放つキャラクター、人体模型の太郎。彼の存在は多くの読者に衝撃と笑い、そして感動を与えました。ここでは、そんな太郎の気になる正体や能力について、詳しく解説していきます。


太郎の正体は一体なに?
結論から言うと、太郎の正体はモモとオカルンが通う高校の化学室にある男型の人体模型です。学校の七不思議の一つとして知られており、ある日突然、恋人である「花」を救うために動き出しました。
その理由は、”あるもの”の力の影響により生命を宿したとされていますが、具体的なメカニズムは謎に包まれています。言ってしまえば、彼は人間でも幽霊でも宇宙人でもない、純粋な愛のために動く怪異の一種なのです。
具体的に彼が持つ能力は以下の通りです。
能力 | 詳細 |
---|---|
驚異的な脚力 | ターボババア状態のオカルンと互角に渡り合えるほどの超スピードで走ることができます。 |
異常なタフネス | モモの強力な念動力で掴まれても、ものともせずに走り続けるほどの頑丈さを持っています。 |
分解・再合体 | 内臓を含む全身のパーツを自由に分解し、再合体させることができます。これにより追手から巧みに逃れることが可能です。 |
ちなみに、彼のキャラクターの元ネタは、漫画『スカタン野郎』に登場する動く人体模型「定吉」とされています。物語の根幹にも、この元ネタへのリスペクトが見られますね。
魂を吹き込む声優は誰?
太郎のあの情熱的で、どこかコミカルな魂の叫びを演じているのは、人気声優の杉田智和さんです。
杉田さんと言えば、『銀魂』の坂田銀時役や『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター役など、数多くの人気キャラクターを演じてきた実力派として知られています。


この太郎役では、音響監督との話し合いの結果、「終始叫びっぱなし」という全力の演技になったそうです。その熱演ぶりはすさまじく、アフレコ現場では「前半の内容全部吹っ飛んだ」「杉田さん演技してください」とスタッフからツッコミが入り、爆笑の渦が巻き起こったという面白いエピソードも残っています。
杉田さんの演技が、太郎というキャラクターに唯一無二の命を吹き込んでいるのは間違いないでしょう。
アニメや漫画の何話に出るの?
太郎が物語で大きくクローズアップされるのは、アニメでは第11話「初恋の人」から第12話にかけてです。
このエピソードでは、廃棄処分された恋人「花」を救うために学校を飛び出し、モモやオカルンと壮絶なチェイスを繰り広げます。この一連の流れが、太郎というキャラクターの魅力を一気に知らしめたと言えるでしょう。
その後も彼の活躍は続きます。
- 邪視編(アニメ第16話): オカルンたちが温泉街で邪視と戦った際には、シャコ、チキチータ、星子らと共に援軍として駆けつけ、邪視を封じ込める重要な役割を果たしました。
- ジジの体を貸す: 邪視を封じ込めた後、しばらくの間、邪視から元に戻ったジジに自分の体を貸していました。長時間体を貸していたため、かなりしんどかったようです。
このように、太郎は初期のエピソードだけでなく、物語の重要な局面で再登場し、オカルンたちを助ける頼もしい仲間として描かれています。
ダンダダンでの太郎と花、感動の物語
『ダンダダン』の太郎の物語は、ただの怪異譚ではありません。そこには、一体の人体模型が持つ、純粋でひたむきな愛の物語が描かれています。ここでは、彼の行動の原動力である恋人「花」との関係性や、心に響く名言、そして二人のその後について見ていきましょう。
恋人の花との関係は?
太郎が愛する相手は、同じ学校にあった古い女型の人体模型「花」です。声優は『うる星やつら』のラム役で知られる平野文さんが担当しています。
二人は作られた年代が違うにもかかわらず、互いに深く愛し合っていました。しかし、花は役目を終え、廃棄処分されてしまいます。太郎が学校を飛び出したのは、ゴミ処理場でスクラップにされる寸前の花を救い出すためだったのです。


必死の思いでゴミ処理場にたどり着いた太郎は、ゴミの山から花を見つけ出し、夕日を背に愛を告白します。この場面は、本作屈指の名シーンとして多くのファンの心に残っています。
心に残るあの名言を紹介
花との再会シーンで、太郎は多くの名言を残しています。その中でも特に印象的なのが、ためらう花に向けたこの言葉でしょう。
「愛してるからに決まってるだろ!!オレは君と出会って、全てが変わったんだ!!灰色だったオレの世界が、君のおかげで色づいて見えるようになったんだ!!」
この言葉は、ただの愛の告白ではありません。自分の存在意義を見出し、世界が輝き始めた喜びを伝える、魂からの叫びです。
さらに、作られた時代の違いを理由に関係を諦めようとする花に対して、彼はこう言い放ちます。
「かまわないさ。自分が好きになった女性(ひと)だ。何がなんでもはなさない!!一緒に逃げよう!!今ここで何もしなかったら、オレは一生後悔する!!」
この一途で力強い言葉と行動は、初恋の人であるジジにコンプレックスを抱いていたオカルンを強く勇気づけることになりました。
太郎と花はその後どうなった?
モモとオカルンの活躍もあり、無事に救出された花は、その後綾瀬家で預かられることになりました。
そして太郎は、花に会うために毎晩丑三つ時(うしみつどき:深夜2時頃)になると学校から綾瀬家まで走って通う、という生活を送っています。時には電車を利用している描写もあり、そのシュールな光景がまた笑いを誘いますね。
彼らの物語はそれで終わりではありません。単行本13巻のおまけ漫画では、なんと二人が満次郎の大蛇神神社へ新婚旅行に行っていたことが明かされています。星子に内緒で花を連れ出したようで、二人の愛が順調に育まれていることがわかります。
死ぬような展開もなく、一途な愛を貫き、幸せな日々を送っている太郎と花。彼らは『ダンダダン』の世界において、心温まる希望の象徴と言えるかもしれません。
質問(Q);
ダンダダンの太郎の正体って何?
回答(A);
モモとオカルンが通う高校の化学室にある男型の人体模型で、学校の七不思議の一つです。廃棄処分された恋人の女型人体模型「花」を救うために、ある力をきっかけに動き出しました。
質問(Q);
太郎の声優は誰ですか?
回答(A);
人気声優の杉田智和さんです。音響監督との相談の結果、終始叫びっぱなしという熱演が生まれ、アフレコ現場で爆笑を誘ったというエピソードがあります。
質問(Q);
太郎と恋人の花はその後どうなりましたか?
回答(A);
花は綾瀬家に保護され、太郎は毎晩学校から会いに通っています。単行本のおまけ漫画では、二人で新婚旅行に行くなど、幸せに暮らしている様子が描かれています。
質問(Q);
太郎は何話で活躍しますか?
回答(A);
アニメでは主に第11話と第12話で、恋人の花を救うための物語がメインで描かれます。その後、第16話で邪視と戦う際の援軍としても重要な役割を果たしました。
この記事を通じて、人体模型というシュールな出で立ちながら、一途で熱いハートを持つ彼の魅力が伝わったなら嬉しいです。ただの怪異ではなく、愛のために行動する彼の姿は、オカルンだけでなく私たちの心も勇気づけてくれますよね。彼の今後の活躍からも目が離せませんよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この物語の続きが気になる方は、原作漫画は「少年ジャンプ+」や「コミックシーモア」で、アニメは「U-NEXT」や「ABEMA」などでぜひチェックしてみてくださいね!