『ダンダダン』に登場するヤマノケって、不気味で本当に怖いですよね!物語を読んでいると、「一体、ヤマノケの正体や元ネタって何なんだろう?」とか、「『ハイレタ』みたいな言葉の本当の意味は?」なんて、たくさんの疑問が浮かんできませんか?
この記事では、そんなヤマノケにまつわる全ての謎を、ネットのウワサからCreepy Nutsが歌う主題歌「オトノケ」の秘密まで、徹底的に解説していきますよ。
自力では逃れられない呪いの対処法から、八尺様のような他の都市伝説との面白い関係まで、これを読めば『ダンダダン』がもっと楽しくなること間違いなしですね。
さあ、一緒に『ダンダダン』のオカルトの世界へ深く飛び込んでみましょう!
この記事のポイント
-
[cite_start]
- ヤマノケの正体と元ネタ [cite: 1]
- 作中の物語と用語の意味 [cite: 1]
- ヤマノケからの逃げ方と対処法 [cite: 1]
- オトノケや八尺様との関係 [cite: 1]
[cite_start]
[cite_start]
[cite_start]
『ダンダダン』のヤマノケ、物語の謎と対処法を解説
作中で語られるヤマノケの物語
『ダンダダン』で描かれるヤマノケの物語は、読者がゾッとするような怖さがありますね。
このお話は、もともとインターネットの掲示板サイト「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」の「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」(通称:洒落怖)で有名になった都市伝説が元になっています。
物語は、あるお父さんが娘さんを怖がらせようとして、ドライブ中にどんどん人気のない山奥へ入っていくところから始まります。
しかし、そこで車が故障してしまい、山の中で一晩を過ごすことになってしまうのです。
すると、娘さんの様子が突然おかしくなります。
これが、ヤマノケとの遭遇の始まりでした。




この不気味な存在は、特に女性に取り憑く性質があるとされています。
『ダンダダン』という作品は、こうしたオカルトやホラーの描写が非常に濃く、それが人気の理由の一つと言えるでしょう。
「ハイレタ」や専門用語の意味は?
『ダンダダン』やその主題歌「オトノケ」に出てくる不思議な言葉には、それぞれ怖い意味が隠されています。
特に印象的な「ハイレタ」という言葉は、ヤマノケが人の体に入り込む、つまり「憑依(ひょうい)」が完了したことを示しています。
物語の中で、ヤマノケに取り憑かれた娘さんが「ハイレタハイレタ…」とつぶやき続けるシーンは、彼女がもはや自分自身ではないという恐怖を表現しているのです。
そしてもう一つ、ヤマノケが唱える「テンソウメツ」という言葉も重要です。
これは漢字で書くと意味が分かりやすくなります。
漢字 | 読み | 意味 |
---|---|---|
転 | てん | 乗り移ること |
操 | そう | 魂や意識をあやつること |
滅 | めつ | 人格や存在を滅ぼし、消し去ること |
このように、ヤマノケの行動そのものを表す、まさに呪文のような言葉だったのですね。
ちなみに、アニメの主題歌『オトノケ』というタイトルも、このヤマノケから来ています。
作詞をしたCreepy NutsのR-指定さんは、「ヤマノケが人に乗り移るように、自分たちの音楽も聴く人の耳に入り込んで、その人の中で生き続ける」と考え、「音の怪異」という意味で「オトノケ」という言葉を生み出したそうです。
アーティストならではの深い考えが込められていて、驚きの事実ですね。
ヤマノケから逃げるための対処法
もしヤマノケに取り憑かれてしまったら、どうすればいいのでしょうか。
物語によると、自力で逃れるのはほぼ不可能で、専門家の助けが絶対に必要です。
その理由は、ヤマノケの呪いには「49日間」というタイムリミットがあるとされているからです。
この期間内に専門家(物語の中ではお寺のお坊さん)に祓ってもらわなければ、取り憑かれた人は二度と元に戻れず、魂が完全に消滅してしまうと言われています。
だからこそ、作中のお父さんは慌てて娘さんをお寺へ連れて行ったのです。
このことから分かる注意点は、ヤマノケのような怪異に遭遇した場合、決して素人判断で対処しようとしてはいけない、ということです。
すぐに信頼できる専門家を探し、助けを求めるのが唯一の対処法となります。
ちなみに、主題歌「オトノケ」の歌詞には「くわばらくわばら」というフレーズが出てきます。
これは雷が鳴った時に唱えると、雷から身を守ってくれるという日本に古くから伝わるおまじないです。
昔、偉い学者さんだった菅原道真の領地「桑原(くわばら)」にだけは雷が落ちなかった、という話が元になっています。
ヤマノケに直接効くわけではありませんが、昔の人が怪異から身を守ろうとした知恵の一つと言えるでしょう。
『ダンダダン』のヤマノケ、元ネタと関連する怖い話
ヤマノケの本当の正体はなに?
前述の通り、『ダンダダン』で登場するヤマノケは、多くの読者に強烈なインパクトを与えました。
では、その正体は一体何なのでしょうか。




その特徴は非常に個性的で、多くの人を惹きつけています。
- 姿かたち:首がなく、胸に顔がついている。
特撮番組『ウルトラマン』に出てくる怪獣「ジャミラ」に似ていると言われています。
- 動き:一本足で、両手を振り回しながらぴょんぴょんと跳ね回ります。
- 標的:特に女性に取り憑き、その人の意識を乗っ取ってしまうとされています。
このように、様々な要素が組み合わさって「ヤマノケ」という恐ろしい存在が形作られているのですね。
ちなみに、山で木を切る音だけが聞こえてくる「古杣(ふるそま)」という音だけの妖怪の伝承もあり、音を立てて現れるヤマノケとどこか通じる部分があるのも興味深い点です。
ヤマノケの元ネタと発祥のウワサ
では、現代の都市伝説であるヤマノケは、どこで生まれ、どのように広まったのでしょうか。
その発祥地として最も有力なのが、インターネット掲示板「2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)」です。
具体的には、「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」(通称:洒落怖しゃしゃれこわ)というスレッド(話題ごとに人が集まる場所)で、このヤマノケの物語が投稿されたのが始まりとされています。
この「洒落怖」は、創作・実話問わず、とにかく怖い話が集まる場所として、ネットのオカルト好きの間では非常に有名なのです。
- 発祥の場所:インターネット掲示板「2ちゃんねる」
- 具体的なスレッド:「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」(洒落怖)
- 広まり方:掲示板で人気を博し、コピーされて他のサイトやSNSで拡散。
やがて都市伝説として定着した。
このように、ヤマノケは一人の投稿から始まり、多くの人々の記憶に残ることで、まるで本当に存在する怪異のように語り継がれるようになりました。
『ダンダダン』という人気作品で取り上げられたことで、その知名度はさらに上がったと言えるでしょう。
オトノケや八尺様の元ネタと正体
『ダンダダン』の主題歌やヤマノケの話をきっかけに、他の怪異に興味を持った方もいるかもしれませんね。
ここでは、特に関連性の高い「オトノケ」と「八尺様(はっしゃくさま)」について解説します。
まず「オトノケ」ですが、これはCreepy NutsのR-指定さんが作った造語です。
ヤマノケが人の体に入り込んで乗っ取るように、自分たちの音楽(音)が聴く人の心に入り込んで離れない様子を「音の怪異=オトノケ」と表現したのです。
音楽を作る人が、聴く人に憑依するという考え方は、非常に độc đáo ですよね。
次に「八尺様」をご存知でしょうか?この怪異もヤマノケと同じく、ネット発祥の有名な都市伝説です。
項目 | ヤマノケ | 八尺様(はっしゃくさま) |
---|---|---|
姿 | 首がなく胸に顔、一本足 | 身長が八尺(約240cm)もある白い服の女性 |
特徴 | 「テンソウメツ」と呟く | 「ぽぽぽ」という奇妙な声で笑う |
共通点 | 人に取り憑く、ネット発祥の都市伝説 | 人に取り憑く、ネット発祥の都市伝説 |
『オトノケ』の歌詞には「四尺四寸四分様(約168cm)」という言葉が出てきますが、これはR-指定さんご自身の身長と同じです。
八尺様の身長(八尺=約240cm)をあえて自分の身長に変えることで、自分自身を怪異になぞらえるという、見事な表現をしています。
『ダンダダン』のヤマノケ、その正体はネットの噂?5つの謎と対処法:まとめ
Q&Aでまとめますね。
質問(Q):物語に登場する怪異はどんな話が元になってるの?
回答(A):ネット掲示板「2ちゃんねる」で有名になった都市伝説が元ネタです 。
質問(Q):作中や歌詞に出てくる「ハイレタ」ってどういう意味?
回答(A):怪異が人の体に入り込んだ(憑依した)ことを示す言葉ですよ 。
質問(Q):この怪異に取り憑かれたら、どうすれば助かるの?
回答(A):49日以内に専門家(お寺など)に祓ってもらう必要があります 。
質問(Q):この怪異の正体って、昔からいる日本の妖怪?
回答(A):いいえ、インターネット上で生まれた現代の「創作怪談」です 。
質問(Q):物語は、具体的にどこで生まれたの?
回答(A):「2ちゃんねる」の「死ぬ程洒落にならない怖い話」というスレッドが発祥地です 。
質問(Q):主題歌の「オトノケ」という名前の由来は何ですか?
回答(A):音楽が人の心に憑依する様子を、作中の怪異になぞらえた造語ですよ
この記事では、作中に登場するあの恐ろしい怪異の正体から、その元ネタや対処法まで詳しく解説しました。背景を知ると、物語の怖さや面白さがもっと深く味わえるようになりますよね。ホラー要素だけでなく、魅力的なキャラクター達が繰り広げる恋愛やバトルも見どころですよ。原作漫画は「ジャンプ+」で読むことができます。ぜひこの機会に、奇々怪々な世界に触れてみてくださいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。