皆さん、こんにちは！今日は東京の隠れた名所、極楽街の坊主バーについてご紹介します。普通のバーとは一味違うこの場所は、ドアを開けた瞬間からお線香の香りが漂い、天井には書道の半紙が一面に貼られています。奥には大きな仏壇まであるんですよ。お酒を楽しみながら心の癒しも得られる特別な空間として、多くの人に愛されています。
このバーの最大の特徴は、作務衣を着た現役のお坊さんがマスターを務めていること。お酒を楽しむだけでなく、悩み事の相談もできちゃうんです。さらに、営業中に突然始まる「法要」では、マスターの読経に店内全体が静まり返る神秘的な時間も体験できます。
ただし人気店なので混雑時には満席になることもあるため、事前に予約しておくと安心ですよ。
この記事では、坊主バーの独特な雰囲気や個性豊かなカクテル、リーズナブルな価格設定、そして特別イベントまで、詳しくご紹介していきます。東京の夜を少し違った角度から楽しみたい方は、ぜひ最後までお読みください！
この記事のポイント
- 四谷荒木町にある坊主バーの雰囲気
- 現役僧侶がカクテルを作る
- 仏教をテーマにした特別なドリンク
- 法要体験ができるバー
極楽街の坊主バーで癒しのひとときを
落ち着いた雰囲気が魅力の空間
四谷荒木町にある「坊主バー」は、普通のバーとは一味違う特別な場所です。ドアを開けると、ほのかに漂うお線香の香りがあなたを出迎えてくれますよ。天井には書道の半紙が一面に貼られ、店の奥には大きな仏壇が置かれています。この独特の内装が、訪れる人の心を静かに落ち着かせてくれるのです。
このバーは、表の看板に「檀家制」と書かれていますが、これは「会員制」という冗談なので、誰でも気軽に入ることができます。カウンター席とテーブル席があり、約40席の空間は、夜になると若者のグループや女性客で賑わうことが多いでしょう。
料金面では、シートチャージ（席料）が500円と明朗会計なので、予算の計画が立てやすいですね。お通しには、お線香に見立てたスナックが出てきて、バーの雰囲気にぴったりです。
| 坊主バーの基本情報 | |
|---|---|
| 場所 | 東京都四谷荒木町 車力門通り |
| 営業時間 | 要確認（2025年5月現在） |
| 予算 | 2,000円～3,000円程度 |
| シートチャージ | 500円 |
| 席数 | 約40席 |
| 予約 | 可能（電話：03-3353-1032） |
四谷荒木町は明治時代には花街として栄えた歴史ある場所です。今でも車力門通りには飲食店が並び、当時の風情が残っています。この歴史ある街並みの中で、現代的な癒しを提供する坊主バーは、混雑時には満席になることもあるため、訪問前に予約をしておくことをおすすめします。
元僧侶スタッフによる心の相談
坊主バーの最大の特徴は、マスターが現役のお坊さんであることです。
作務衣（さむえ：僧侶が着る作業着のような服）を着た僧侶がカクテルを作る姿は、他では見られない光景ですね。
このバーでは、お酒を楽しむだけでなく、僧侶であるマスターに悩み事を相談することもできます。
特に恋愛の悩みを抱える若い女性のお客さんが多く訪れるようです。
日常生活では相談しづらいことも、お酒の力を借りて話しやすくなるのかもしれません。
マスターは水商売のプロでもあり、久しぶりに訪れたお客さんの顔も覚えているほどの記憶力の持ち主です。
このような親しみやすさと専門性を兼ね備えた対応が、多くの人に支持される理由の一つでしょう。
心の悩みを抱えたとき、私たちは誰かに話を聞いてもらいたいと思うものです。
坊主バーでは、仏教の教えを背景にした視点からアドバイスがもらえるかもしれません。
お酒を飲みながらリラックスした雰囲気の中で相談できるのは、この場所ならではの魅力ですね。
お寺の要素を取り入れた法要体験
坊主バーでは、営業時間中に突然「法要（ほうよう：仏教の儀式）」が始まることがあります。
マスターがカウンターから仏壇の前に移動し、読経（お経を読むこと）を始めると、それまで賑やかだった店内が静かになります。
この時間になると、お客さん全員が耳を傾け、中には一緒にお経を唱える人もいます。
浄土真宗のマスターが唱えるお経は、酒で火照った心を自然と落ち着かせてくれるような不思議な力があります。
読経の後には法話（仏教の教えについての話）があり、笑いを交えた話し方で若いお客さんの心もつかんでいます。
例えば、お寺でのクリスマスのエピソードなど、親しみやすい内容で仏教の教えを伝えているのです。
ただし、法要中は会計や途中退席ができないので、時間に余裕を持って訪れることが大切です。
法要が終わると、マスターは颯爽とバーカウンターに戻り、通常の営業を再開します。
この特別な体験は、日常から離れて心を洗う貴重な時間となるでしょう。
お酒を楽しみながら、少しだけ仏教の世界に触れることができる坊主バーは、2025年5月現在も多くの人に愛される特別な場所となっています。
他にはない坊主バーの魅力とサービス
個性豊かなカクテルメニュー
坊主バーには、仏教の世界観をイメージした独創的なカクテルがたくさん用意されています。お店に入ると、まるでお経のように連なったメニュー表が目に入るでしょう。この折本形式のメニューには、仏教にちなんだ名前のカクテルがずらりと並んでいます。
人気ナンバーワンは「極楽浄土」（800円）というカクテル。死後の幸福な世界を表現した美しい3層のグラデーションが特徴です。マンゴージュースとクランベリージュース、そして「ヒプノティック」というフルーツリキュールを使った鮮やかな青・黄・赤の色合いは写真映えも抜群です。果実の爽やかな香りが広がり、甘くて飲みやすいのが特徴です。
他にも個性的なカクテルがたくさんあります。
| カクテル名 | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|
| 極楽浄土 | 3色のグラデーション、フルーティーで甘い | 800円 |
| 無間地獄 | 地獄の暗闇を表現、深い色合い | 800円 |
| 愛欲地獄 | ハブ酒ベース、薬草の香りとレモンの酸味 | 800円 |
| 灼熱地獄 | 辛さを感じる刺激的な味わい | 800円 |
| ミロク菩薩 | 「ミロ」で焼酎を割った独創的な一杯 | 800円 |
| 沙羅双樹 | 鮮やかな緑色が特徴 | 800円 |
これらのカクテルは、単に名前が面白いだけでなく、その名前の由来となる仏教の世界観を表現しています。例えば「無間地獄」について尋ねると、「地獄は私たちの心の中にあります。地獄は自らが作っていると気づくことを教えてくれるのが、仏教の智慧です」といった説明が聞けることも。
お酒だけでなく、精進料理（肉や魚を使わない仏教の食事）をモチーフにしたおつまみも充実しています。「大徳寺納豆」や「みそ漬け豆腐」、「生麩のゴマ油炒め」など、普通のバーでは味わえない一品ばかりです。お通しには、お線香に見立てたそうめんのスナックが出てきて、遊び心を感じます。
リーズナブルな価格設定の飲み物
坊主バーでは、お財布に優しい価格設定で様々なお酒を楽しむことができます。
オリジナルカクテルはすべて800円と統一されており、予算を立てやすいのが嬉しいポイントです。
シートチャージ（席料）は500円。
これに一杯のカクテルを注文すれば、1,300円程度で楽しめる計算になります。
都心のバーとしてはかなりリーズナブルな価格設定といえるでしょう。
お店で提供されているドリンクの種類は多岐にわたります。
| ドリンク種類 | 具体例 | 特徴 |
|---|---|---|
| オリジナルカクテル | 極楽浄土、無間地獄など | 仏教にちなんだ名前、800円均一 |
| 日本酒 | 般若湯、山頭火、三諸杉など | 様々な銘柄を用意 |
| 焼酎 | 各種 | 日本の伝統的な蒸留酒 |
| ウイスキー | スコッチ、バーボンなど | 国内外の銘柄あり |
| その他 | 梅酒、ウォッカなど | 幅広いラインナップ |
また、お店では「参拝料」と呼ばれるシートチャージ以外に、隠れた料金はありません。
ただし、法要（お経を唱える時間）中は会計や途中退席ができないので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
2025年5月11日現在の営業時間は、月曜日から土曜日の19:00から24:00まで。
日曜日と祝日は定休日となっています。
予算としては、ディナータイムで3,000円程度を見込んでおくと安心です。
支払い方法は、現金の他にPayPayでの決済も可能です。
ただし、クレジットカードは使えないため注意が必要です。
定期的に開催される特別イベント
坊主バーでは、ただお酒を楽しむだけでなく、様々な特別イベントが定期的に開催されています。
これらのイベントは、仏教をより身近に感じられる貴重な機会となっています。
最も特徴的なのは、毎日2回（おおよそ21時と22時30分）行われる「お経と法話の法要」です。
マスターがカウンターから仏壇の前に移動し、読経（お経を読むこと）を始めると、それまで賑やかだった店内が静かになります。
この時間、お客さん全員がお経に耳を傾け、中には一緒に唱える人もいます。
法要の内容は以下のような流れで進みます：
1.読経：浄土真宗のお経を唱える
2.法話：仏教の教えについての話（笑いを交えた親しみやすい内容）
3.質問タイム：仏教に関する疑問に答える時間
法要は約10分間で、日常から離れて心を洗う貴重な時間となります。
お酒の力も相まって、普段は気づかない仏教の教えに触れることができるでしょう。
他にも、以下のような特別なイベントが開催されています：
| イベント名 | 内容 | 料金 | 開催頻度 |
|---|---|---|---|
| 写経体験 | 書道でお経を書き写す | 要確認 | 常時可能 |
| 入棺体験 | お棺に入り、お経を聞く体験 | 1,000円 | 要予約 |
| 仏教音楽ライブ | お経を音楽で表現 | 要確認 | 不定期 |
| 和菓子作りワークショップ | 法要とセットで開催 | 要確認 | 不定期 |
2025年5月現在、インバウンド（訪日外国人観光客）の回復により、お店の客層は外国人が8割を超えるとのこと。
そのため、英語での説明も充実しています。
また、不定期ではありますが、火曜日には「IN DA HONDA」というイベントも開催されています。
DJが登場し、通常とは異なる雰囲気を楽しめる特別な夜となります。
これらのイベントは予約が必要な場合もあるので、事前に電話（03-3353-1032）で確認することをおすすめします。
四谷三丁目駅から徒歩4分という好立地なので、アクセスも便利です。
引用：はらだが装画、無欲な“絶食系”坊主が美人姉妹とお悩み解決する小説「バー極楽」 – コミックナタリー
極楽街の坊主バーで心洗う夜を！お酒と仏教の癒し空間：まとめ
Q&Aでまとめますね。
質問（Q）：
坊主バーはどんな雰囲気の場所ですか？
回答（A）：
お線香の香りや仏壇がある独特の内装で、心が落ち着く特別な空間です。
質問（Q）：
元僧侶スタッフの特徴は何ですか？
回答（A）：
作務衣姿でカクテルを作りながら、悩み事（特に恋愛相談）に乗ってくれます。
質問（Q）：
法要体験とは具体的にどのようなものですか？
回答（A）：
営業中に突然始まる読経と法話で、日常から離れて心を洗う貴重な時間です。
質問（Q）：
どんなカクテルが楽しめますか？
回答（A）：
「極楽浄土」など仏教の世界観をイメージした独創的なカクテルが800円均一で提供されています。
質問（Q）：
予算はどのくらい必要ですか？
回答（A）：
シートチャージ500円とカクテル800円で、都心のバーとしては非常にリーズナブルです。
質問（Q）：
特別イベントにはどんなものがありますか？
回答（A）：
毎日2回の法要のほか、写経体験や入棺体験など仏教を身近に感じられるイベントが開催されています。
四谷荒木町にある坊主バーは、お酒を楽しみながら仏教の世界に触れられる特別な場所です。現役のお坊さんがカクテルを作り、悩み相談に乗ってくれる唯一無二の体験ができますよ。法要中は会計や途中退席ができないので、時間に余裕を持って訪れるといいですね。予約をしておくと安心ですよ。東京で普段とは違った夜を過ごしたい方は、ぜひ足を運んでみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました！