アニメ『陰の実力者になりたくて!』、面白いですよね。シドの勘違いと実力がかみ合っていくストーリーも最高ですが、彼に(一方的に)振り回されるヒロインたちも魅力的です。
そうなんですよ!『陰の実力者になりたくて!』でローズ・オリアナは、シリアスな展開と乙女な部分のギャップがすごいキャラクターです。彼女がシドを「運命の人」と勘違いしていく様子は、この作品の見どころの一つでもあります。
でも、彼女の物語はただのラブコメじゃありません。父親を殺めるという衝撃的な展開や、その後の過酷な運命……。アニメ1期や2期を見て、「ローズ先輩、この後どうなっちゃうの?」「シドとの関係は?」「シャドウガーデンには入るの?」と気になっている人も多いはず。
この記事では、『陰の実力者になりたくて!』の重要キャラクター、ローズ・オリアナにスポットを当てて、彼女の基本情報からシドとの関係、そして気になる「その後」の活躍まで、分かりやすく解説していきますね!
- ローズの基本情報と性格
- シドへの「勘違い」から始まる恋心
- 父を殺め、国を追われる経緯
- シャドウガーデン加入とその後の活躍
『陰の実力者になりたくて!』ローズ・オリアナはどんな人?
まずは基本から。『陰の実力者になりたくて!』におけるローズ・オリアナは、ただのヒロインではありません。物語の「もう一人の主人公」と言ってもいいくらい、ドラマチックな運命を背負っています。
オリアナ王国の王女にしてミドガル魔剣士学園の生徒会長
ローズは、芸術の国・オリアナ王国の王女様です。本来は芸術を学ぶ立場ですが、彼女は自らの意志で剣の道を選び、ミドガル魔剣士学園に留学しています。
学園では生徒会長を務めるほどの優等生で、その剣術の腕もトップクラス。優雅で騎士道精神にあふれる性格から、生徒たちの人気も非常に高いんです。
幼少期に「スタイリッシュ盗賊スレイヤー」(もちろんシド)に助けられた経験から剣への憧れを抱いており、真面目で一直線な努力家タイプですね。
担当声優は白石晴香さん
そんなローズの声を担当しているのは、声優の白石晴香さんです。
白石さんは、ローズの持つ王女としての気品や生徒会長としての凛々しさ、そしてシドの前で見せる乙女チックな可愛らしさまで、見事に演じ分けています。
特にシドへの想いを募らせるシーンの演技は、「少女漫画の主人公」そのもの。シリアスなシーンでの悲痛な叫びも、ローズの心情が伝わってきて胸が苦しくなりますよ。
ローズとシド(シャドウ)の関係はどうなる?
『陰の実力者になりたくて!』を見る上で、ローズとシドの関係は外せません。この二人の「すれ違い」こそが、物語の面白さの一つです。
シドを「運命の人」と盛大に勘違い
二人の関係が大きく動くのは、学園がテロリストに襲撃された事件です。
ローズは、シドが自分を庇って敵の攻撃を受ける(と見せかけたモブムーブ)のを見て、「彼は私を命がけで守ってくれた!運命の人だ!」と盛大に勘違いしてしまいます。
もちろんシドは「モブとしていい感じにやられる」演技をしただけ。しかし、ローズはその「命をかけた愛」に心を捧げることを誓ってしまうんですね。
このすれ違いはアニメ1期でも屈指のギャグシーンですが、ローズ本人は大真面目。この勘違いが、彼女の運命を大きく動かしていくことになります。
ローズはシドの正体(シャドウ)を知ってる?
結論から言うと、ローズはシドがシャドウであることを知りません。(※原作小説の最新時点でも)
彼女は「シド・カゲノー」という学園のモブな男子に恋をしており、同時に自分を救ってくれた「シャドウ」という謎の存在にも感謝と畏敬の念を抱いています。
シャドウガーデンのメンバーになってからも、まさか自分の想い人と尊敬する主人が同一人物だとは夢にも思っていない状況です。いつかこの事実を知る時が来たら、ローズはどうなってしまうんでしょうか……。
『陰の実力者になりたくて!』ローズの壮絶なその後
ローズの物語は、学園ラブコメから一転、非常にシリアスな方向へ進んでいきます。ここからはアニメ1期のクライマックスから2期にかけての、彼女の過酷な運命を解説します。
なぜ悪魔憑きに?父殺しの真相
ローズはシドとの婚約(?)を父親に認めてもらうため、武神祭に合わせて一度オリアナ王国に帰国します。
しかし、そこで見たのは、婚約者であるドエム・ケツハットの傀儡と化し、ディアボロス教団に利用されている父王の姿でした。
真実を知ったローズは、苦渋の決断の末、自らの手で父親を刺殺します。
さらに、この逃亡中に強いストレスと絶望から、彼女自身も「悪魔憑き」の兆候を発症してしまいます。この「悪魔憑き」とは、ディアボロス教団が英雄の子孫の女性にのみ発症すると広めた「呪い」のデマであり、実際は魔力の暴走です。
シャドウガーデン「666番」として加入
国を追われ、悪魔憑きにも発症し、絶望の淵で自害しようとしたローズを救ったのは、またしてもシャドウでした。
シャドウは彼女の悪魔憑きを治療・強化し、命を救います。その後、シャドウガーデンのアルファ(七陰の第一席)から「一人で戦うか、シャドウガーデンでともに戦うか」という選択を迫られたローズ。
彼女はすべてを捨て、名を「666番」と改め、シャドウガーデンの一員として戦う道を選びます。アニメ『陰の実力者になりたくて!』のローズの物語は、アニメ1期ではここまでが描かれました。
アニメ2期以降のローズの活躍と最終的な目標(ネタバレ注意)
シャドウガーデンに加入したローズは、アニメ2期以降も物語の重要な役割を担います。
シャドウガーデンでの修業と母との再会
アニメ2期では、原作3巻~4巻前半の「オリアナ王国編」が描かれました。
666番となったローズは、シャドウガーデンでスライムボディスーツなどの戦闘技術を学び、修業を積みます。そして、ディアボロス教団の動向を探る任務の途中、囚われていた母親である王妃と再会します。
しかし、その母親もまた教団の傀儡となっており、ローズは再び絶望的な現実に直面することになります。アニメ『陰の実力者になりたくて!』でローズの活躍をチェックしたい方は、劇場版「陰の実力者になりたくて! 残響編」公式サイトも見てみてくださいね。
最終的にオリアナ王国の王(女王)になる?
教団との戦いを経て、ローズは衝撃的な事実を知りながらも、オリアナ王国を自らが背負い、「強き王(女王)」となることを決意します。
シャドウガーデンも、オリアナ王国をディアボロス教団に対抗するための拠点として利用する(という名目でローズを支援する)ことになります。
Yahoo!知恵袋などでも「ローズは最終的にどうなるの?」といった質問が多く見られますが、原作ではシャドウガーデンの支援を受けながら、女王として国を再建するために奮闘する姿が描かれています。『陰の実力者になりたくて!』の原作でローズのエピソードを深く知りたいなら、KADOKAWAの原作紹介ページも参考になりますよ。
彼女の戦いはまだ始まったばかり、といったところですね。
『陰の実力者になりたくて!』ローズ関連グッズ情報
『陰の実力者になりたくて!』のローズは非常に人気が高く、様々なグッズが展開されています。
中には、ナツメ先生(ベータ)との描き下ろしイラストを使ったシーツなど、ちょっとユニークな商品も。彼女のグッズは、凛々しい生徒会長姿のものと、シャドウガーデンのスーツ姿のものの両方があり、ファンにとっては集め甲斐がありますね。
イベントやオンラインショップなどで見かけたら、ぜひチェックしてみてください。
『陰の実力者になりたくて!』ローズに関するFAQ
最後に、『陰の実力者になりたくて!』のローズについてよくある質問をまとめました。
ローズはシドの正体をいつ知るの?
現時点(原作小説最新刊)では、まだ知りません。これがバレる時は、物語が大きく動く瞬間になるでしょうね。
ローズはシャドウガーデンで強いの?
F
もともと学園トップクラスの実力者でしたが、シャドウガーデン加入後はさらに修業を積み、スライムスーツも使いこなすため、かなり強力な戦力になっています。ナンバーズ(666番)としては破格の強さです。
ローズとアレクシアの関係は?
アレクシア・ミドガル(ミドガル王国の第二王女)とは、同じ王女であり、同じくシドに(違った意味で)関心を持つ者として、ライバルであり良き友人(?)のような関係性です。アニメ1期終盤では共に行動する場面もありました。
まとめ:『陰の実力者になりたくて!』ローズの今後に注目!
というわけで、今回は『陰の実力者になりたくて!』のローズ・オリアナについて、彼女の魅力と過酷な運命を解説しました。
恋する乙女から、父を殺め、国を追われ、悪魔憑きとなり、そしてシャドウガーデンの一員として「女王」への道を歩みだす……。本当に、シドの「陰の実力者ごっこ」に巻き込まれた最大の被害者であり、同時に最大の恩恵を受けた一人と言えるかもしれませんね。
彼女がシドの正体を知る日は来るのか、そしてオリアナ王国を再建できるのか。シドへの恋心の行方と合わせて、今後のローズの活躍からも目が離せませんよ!
アニメを見返したい方や、原作小説でローズのさらに詳しい活躍を知りたくなった方は、各種配信サービスや電子書籍サイトでぜひチェックしてみてください。U-NEXTやDMMブックスなどでは、お得に視聴・購読できるキャンペーンをやっていることもありますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!あなたが『陰の実力者になりたくて!』のローズについてどう思うか、ぜひコメントで教えてくださいね。



