大人気漫画『戦隊大失格』の物語がいよいよ核心に迫っています。
かつてない衝撃展開となった最新150話「正義の逆転」について、詳細なネタバレと伏線考察をお届けします。
「正義のヒーローが悪を倒す」という単純な図式が崩れ去った今回。片足を失った戦闘員Dの逃走劇と、メディアによって書き換えられた正義の行方は、今後の展開を決定づける重要なターニングポイントとなりました。
- 戦闘員Dの重傷:藍染との死闘で片足を切断されるが、電動キックボードで現場から離脱。
- 世論の逆転:暴走する藍染(悪)vs 市民を守った新戦隊(正義)という構図が全国中継で確立。
- 赤刎創星の決断:元レッドキーパーが大戦隊を見限り、新戦隊ジェネラルナイトへ合流。
- 大戦隊の失墜:「演出された平和」が崩れ、実力で制圧した新戦隊が民衆の支持を獲得。
戦隊大失格150話ネタバレ詳細:Dの片足切断と電動キックボードの真意これはイメージです
泥臭すぎる生存本能!電動キックボードでの逃走
150話で最も読者に衝撃を与えたのは、主人公らしからぬDの逃走手段でした。
藍染との戦闘で片足を切断されるという致命傷を負ったD。通常のバトル漫画であれば、ここで覚醒や仲間による救出が入る場面ですが、春場ねぎ先生が描いたのは「電動キックボードに乗って必死に逃げるD」というシュールかつリアリティのある姿でした。
「災害」と化した藍染 vs 「救世主」となった新戦隊
Dが逃げる一方で、藍染の行動は完全に裏目に出ました。
復讐心に囚われた藍染は、タクシーを投げ飛ばし、周囲の建物や一般市民を巻き込む攻撃を連発。運悪くその様子が天の川テレビで全国生中継されていたことが、勝敗を分けました。
- これまでの大戦隊:怪人と結託し、被害が出ないように調整された「ショー」を提供。
- 今回の新戦隊:制御不能な「災害(藍染)」を実力で鎮圧し、市民を物理的に守った。
カメラの前で「市民を守る」という実績を作った桜間日々輝率いる新戦隊ジェネラルナイト。この瞬間、彼らは大戦隊に代わる「真の正義」として民衆に認知されたのです。
【考察】赤刎創星の生存とレッドキーパーの「死」これはイメージです
物語の裏で起きていたもう一つの事件、それが赤刎創星(あかばね そうせい)の動向です。
大戦隊の象徴であったレッドキーパー。しかし彼は組織によって「クビ」を宣告され、爆撃によって殺害されかけました。さらに世間には、彼のクローンが「レッドキーパー」として振る舞う偽りの姿が公表されています。
「自分を殺そうとした組織を守る義理はない」
記憶と自我を取り戻した赤刎が選んだのは、新戦隊への加入でした。最強の戦力が敵に回ったことで、大戦隊の武力優位性は完全に崩壊。これは単なる戦力バランスの変化だけでなく、大戦隊内部の「使い捨て体質」が招いた自滅と言えます。
参考・引用:【戦隊大失格】119話のネタバレ感想解説、グリーン部隊の再集結と悲惨な桜間日々輝
最終回へ向けた伏線解説と今後の展開予想
150話を経て、物語はいよいよ最終局面(クライマックス)へと加速しています。ここからの注目ポイントを整理しましょう。
1. 浮遊城の墜落と「物理的な革命」
Dの目的は世界征服ですが、その過程で大戦隊の象徴である「浮遊城」を落とすことが予想されます。
各部隊が管理する巨大な鎖。これをDが全て断ち切ることで、物理的に「見下ろす正義」を地上に引きずり下ろす展開になるでしょう。今回の「足の切断」という代償を払ってでも生き延びたのは、この大仕事を成し遂げるためではないでしょうか。
2. 違法薬物「チョップ」と大戦隊の闇
未の幹部エメマタイの肉片から生成される薬物「チョップ」。この流通に大戦隊上層部が関与している事実が新戦隊によって暴露されれば、組織は社会的に抹殺されます。
「武力での敗北(vs新戦隊)」+「社会的信用の失墜(スキャンダル)」のダブルパンチが、大戦隊の最期となるはずです。
3. Dの足は再生するのか?
戦闘員は塵になっても再生可能ですが、今回のダメージは深刻です。しかし、これが逆に「怪人としての進化」や、新たな肉体を得るフラグになる可能性もあります。あるいは、あえて義足のまま戦うことで「傷ついたアンチヒーロー」としてのカリスマ性を高める展開も熱いでしょう。
まとめ:戦隊大失格150話は「新しい正義」が生まれた瞬間
今回の150話は、単なるバトルの決着ではなく、作品世界におけるパラダイムシフトでした。
- Dの逃走:無様さを晒してでも生きる「個」の強さ。
- 藍染の暴走:独りよがりな正義が悪と見なされる現実。
- 新戦隊の台頭:メディアと実利を味方につけた、現代的なヒーロー像の確立。
次回以降、片足を失ったDがどう動くのか、そして赤刎を加えた新戦隊が大戦隊をどう追い詰めるのか。目が離せません!
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