身長179cm！やり投げ北口榛花選手の強さの秘密に迫る

女子やり投げ界に彗星のごとく現れた、身長179cmのニューヒロインをご存知でしょうか。

恵まれた体格と持ち前の運動神経を武器に、日本記録を樹立し、世界陸上では金メダルを獲得した、まさにシンデレラガールのような選手です。

今回は、そんな彼女の生い立ちや競技人生、そして彼女を支える家族について迫ります。

幼少期から培ってきた類まれな身体能力、競泳からやり投げへの転向、そしてチェコでの武者修行。

彼女の強さの秘密は、一体どこにあるのでしょうか。

そして、その裏には一体どんな物語が隠されているのでしょうか。

この記事を読み終える頃には、きっとあなたも彼女の虜になっているはずです。

この記事のポイント

身長179cmという恵まれた体格が、やり投げにおいてどのような強みを発揮するのか。

幼少期から多様なスポーツ経験を積み、その運動神経をどのようにやり投げに活かしているのか。

どのような経緯で競泳からやり投げに転向し、才能を開花させたのか。

世界トップレベルの競技成績や、チェコを拠点に活動する理由、家族構成など。

北口榛花、身長を活かしたやり投げで世界を魅了

北海道が生んだ、身長179cmのやり投げ女王

北口榛花選手は、身長179cmという高身長を活かしてやり投げの記録を次々と塗り替えている、日本を代表する女子陸上競技選手です。

日本人女性の平均身長を大きく上回るその恵まれた体格は、競技において大きなアドバンテージとなっています。

やり投げは、助走の勢いを利用して投擲する競技であるため、身長が高いほど遠くまでやりを飛ばせる可能性が高まります。

北口選手の場合、高身長に加えて長い腕も持ち合わせており、そのリーチの長さを活かして、より遠くまでやりを飛ばすことが可能です。

幼少期から培われた抜群の運動神経

北口選手は、幼少期から水泳やバドミントンなど、さまざまなスポーツに取り組んできました。

小学校時代には全国小学生バドミントン選手権大会で団体優勝を果たし、中学校時代には競泳で全国大会に出場するなど、多岐にわたるスポーツで才能を発揮していました。

これらの経験を通じて培われた、強靭な体力やバランス感覚、そして空間認識能力は、やり投げの技術習得にも大いに役立っていると考えられます。

特に、水泳で鍛えられた肩の柔軟性とバドミントンで培った体幹の強さは、やり投げの投擲動作において重要な要素であり、北口選手の活躍を支える基盤となっています。

世界に羽ばたく北口榛花のやり投げ

競技転向のきっかけは？意外な過去

北口選手は、高校入学を機に陸上競技を始めました。

それまでは競泳選手として活躍しており、高校でも競泳を続けるつもりでした。

しかし、陸上部の顧問の先生に誘われ、やり投げに挑戦することになります。

やり投げを始めてわずか2か月で北海道大会を制覇し、その才能は瞬く間に開花しました。

競泳で培った肩の強さと柔軟性がやり投げに活かされたことはもちろん、持ち前の運動神経と向上心の高さが、短期間での成長を可能にしたと言えるでしょう。

北口選手は、高身長と幼少期から培ってきた運動神経、そして陸上競技への情熱を武器に、世界を舞台に活躍するやり投げ選手へと成長しました。

輝かしい成績と自己ベスト更新

北口榛花選手は、数々の大会で輝かしい成績を残しています。

2015年には世界ユース陸上競技選手権大会で金メダルを獲得し、その後も日本選手権や国民体育大会などで優勝を重ねています。

2022年のオレゴン世界陸上競技選手権大会では銅メダル、そして2023年のブダペスト世界陸上競技選手権大会では、日本人女子フィールド種目として史上初となる金メダルを獲得しました。

この快挙は、北口選手のたゆまぬ努力と才能が世界に認められた証と言えるでしょう。

自己ベストは、2023年9月8日にブリュッセルで開催されたダイヤモンドリーグで記録した67m38です。

これは日本記録でもあり、北口選手の今後のさらなる飛躍を期待させるものです。

チェコを拠点にさらなる高みへ

北口選手は、2019年からチェコを拠点に活動しています。

チェコはやり投げの強豪国であり、世界記録保持者も輩出しています。

北口選手は、チェコのジュニアコーチであったデイビッド・セケラック氏に師事し、技術指導を受けています。

チェコでの練習環境や指導方法は、北口選手の成長に大きく貢献していると考えられます。

異国の地で生活し、言葉の壁を乗り越えながら練習に励む姿は、多くのファンに感動を与えています。