世界で活躍する柔道家、舟久保遥香選手。彼女が柔道人生をスタートさせたのは、雄大な富士山の麓、山梨県富士吉田市でした。中学時代には、その才能を一気に開花させ、その後も努力を重ねて世界の頂点を目指し続けています。
小柄ながら類まれな努力と不屈の精神力で数々の勝利を収め、その強さの秘密は「寝技」にありました。独自の「舟久保固め」を武器に、世界を相手に戦う舟久保選手。
今回は、そんな彼女の生い立ちや柔道スタイル、知られざるプライベートな一面まで、余すところなくご紹介します。
この記事のポイント
- 出身地である山梨県富士吉田市で柔道を始めたきっかけ
- 中学時代の実績と柔道スタイルの確立
- 努力と不屈の精神、寝技への自信が強さの秘密
- プライベートな一面や柔道家としての詳細情報(身長、段位など)
舟久保遥香の出身地と柔道人生の原点
山梨県富士吉田市が生んだ柔道家
舟久保遥香選手は、豊かな自然に囲まれた山梨県富士吉田市で生まれ育ちました。
富士吉田市は、世界遺産である富士山を有する地域であり、舟久保選手も幼少期からその雄大な景色を眺めながら育ったことでしょう。
舟久保選手は、6歳の時に友達が柔道を習っているのを見て興味を持ち、地元の大明見スポーツ少年団(後の明生館道場)で柔道を始めました。
舟久保遥香を徹底解剖!知られざる素顔と柔道スタイル
富士学苑中学校で才能が開花
富士吉田市立明見小学校を卒業後、舟久保選手は柔道をより深く学びたいという思いから、地元の富士学苑中学校へ進学しました。
富士学苑中学校は、2003年の世界選手権に出場経験のある矢嵜雄大氏を監督に迎え、熱心な指導が行われていることで知られています。
中学時代、舟久保選手は矢嵜監督夫妻の指導のもと、柔道の基礎を徹底的に学び、技術を磨きました。
特に寝技を重点的に練習し、その才能を大きく開花させました。
中学3年時には、全国中学校柔道大会で個人戦5試合全て一本勝ちという圧倒的な強さで優勝し、山梨県勢初の快挙を達成しました。
この頃から、舟久保選手は「世界で戦える選手になりたい」という大きな目標を掲げ、柔道に打ち込む日々を送ることになります。
柔道家としての強さの秘密
舟久保遥香選手の強さの秘密は、類まれな努力と不屈の精神力、そして寝技への絶対的な自信にあります。
中学時代から徹底的に鍛え上げられた寝技は、彼女にとって最大の武器であり、数々の勝利をもたらしてきました。
特に、「舟久保固め」と呼ばれる独自の寝技は、その名の通り舟久保選手が編み出したオリジナルの技であり、多くの相手を苦しめてきました。
また、舟久保選手は身長162cmと小柄ながら、強靭なフィジカルと相手の動きに対応する柔軟性を兼ね備えています。
中学2年時に膝の怪我で通常の練習ができなかった時期に、毎日3時間、約1000回の懸垂を行ったというエピソードからも、彼女の努力家としての側面が垣間見えます。
プライベートな一面も
柔道に真摯に向き合うストイックなイメージのある舟久保選手ですが、プライベートでは笑顔が可愛らしく、親しみやすい一面も持っています。
好きな芸能人は、俳優ののん(能年玲奈)さんで、自身も似ていると言われることがあるそうです。
また、家族思いな一面もあり、オリンピック出場決定時には、地元・富士吉田市への感謝の気持ちを表明し、金メダル獲得を誓いました。
気になる身長や段位は?
舟久保遥香選手の身長は162cm、体重は57kgです。
柔道選手としては比較的小柄ですが、それを補うだけのパワーと技術を兼ね備えています。
段位は参段であり、これは柔道における段級位制において上から3番目の位となります。
独自の寝技「舟久保固め」とは?
舟久保固めは、舟久保選手が中学3年生の時に独自に編み出した寝技で、正式には崩袈裟固や肩固に分類されることが多いですが、舟久保選手自身もその分類についてはよくわからないと語っています。
この技は、相手がうつ伏せの状態から逃れようとする際に、舟久保選手が相手の右脇腹に左手を差し込み、同時に右手で相手の左肩越しから道着の内側を掴んでひっくり返すというものです。
相手は身動きが取れず、ほとんどの場合、一本負けとなります。
舟久保選手の長いリーチと強靭なフィジカルを活かした、まさに彼女ならではの必殺技と言えるでしょう。
組み手や得意技は?
舟久保選手の組み手は右組みです。
得意技は小内刈と寝技であり、試合ではこれらの技を巧みに使い分けて勝利を収めています。
寝技を得意とする選手は、ともすれば立ち技がおろそかになりがちですが、舟久保選手は立ち技の強化にも積極的に取り組んでいます。
内股や大外刈などの技を練習に取り入れ、寝技だけでなく、立ち技でも一本を取れる選手を目指しています。
舟久保遥香選手の出身地と柔道人生の原点、強さの秘密に迫る!:まとめ
まとめます。
- 山梨県富士吉田市で生まれ育ち、6歳から柔道を始めた
- 中学時代、富士学苑中学校で才能を開花させ、全国大会で優勝
- 小柄ながら類まれな努力と不屈の精神力で数々の勝利を収める
- 寝技を得意とし、特に「舟久保固め」と呼ばれる独自の技を持つ
- 24歳でパリオリンピック日本代表に内定
この記事では、富士吉田市出身の柔道家、舟久保遥香選手について紹介しました。幼少期から柔道を始め、中学時代には全国大会で優勝するなど、その才能を早くから開花させてきたことがわかりました。小柄ながら努力と精神力で数々の勝利を収め、独自の寝技「舟久保固め」を武器に活躍しています。24歳でパリオリンピック日本代表に内定し、今後のさらなる活躍が期待されます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。