最近、俳優の仲野太賀さん、本当によく見かけますよね。どんな役でもこなすし、ついつい目がいってしまう俳優さんの一人です。で、ふと思ったんですけど、彼のお父さんも俳優の中野英雄さんだってこと、今の若い人は知ってるのかな？
僕らの世代だと、お父さんの中野英雄さんといえば、もう伝説のドラマ『愛という名のもとに』の「チョロ」役が強烈すぎて。あのドラマを見ていた人なら、忘れられないキャラクターのはずです。
今回は、そんな仲野太賀さんと、彼の父・中野英雄さん、そして二人を語る上で欠かせないドラマ『愛という名のもとに』にまつわる、ちょっとグッとくる親子関係の話をしてみようかなと思います。なんで太賀さんは、お父さんの代表作を見ていないのか？なんていう、気になる裏話も掘り下げていきますね。
- ドラマでの父の役は衝撃的な結末だったこと
- 仲野太賀は父の代表作をあえて見ていないこと
- 父が息子の名前に込めた深い願い
- 俳優としての父と息子の特別な絆
仲野太賀の父が演じた「チョロ」と『愛という名のもとに』の記憶
まずは、そもそもの話から。仲野太賀さんのお父さん、中野英雄さんが出演した『愛という名のもとに』って、どんなドラマだったんでしょうか。
あまりにも衝撃的だった「チョロ」の最期
先に言ってしまうと、中野英雄さんが演じた「チョロ」は、物語の途中で自ら命を絶つという、本当にショッキングな結末を迎えるんです。
証券会社で働く真面目な青年だったんですけど、上司のパワハラだったり、女性関係のもつれから会社のお金を使い込んでしまったり…。どんどん追い詰められていって、最後は本当に悲しい選択をしてしまう。当時、これを見ていた多くの人が言葉を失ったはずです。
撮影も大変だったみたいで、朝から晩まで文字通り「吊るされっぱなし」だったとか。役者さんの覚悟を感じるエピソードですよね。
90年代を代表する、豪華キャストの青春ドラマ
『愛という名のもとに』は1992年に放送されたドラマで、大学のボート部仲間だった7人が社会に出て、それぞれの壁にぶつかりながら生きていく…という物語です。鈴木保奈美さん、唐沢寿明さん、江口洋介さんと、今考えてもすごいメンバーがそろっていました。
友情や恋愛、仕事の悩みがリアルに描かれていて、視聴率もものすごく高かった。まさに90年代を象徴する一本と言えるんじゃないでしょうか。気になる方は伝説のドラマ『愛という名のもとに』をチェックしてみるのもいいかもしれません。
息子・仲野太賀が父の代表作を見ない理由
ここからが、今回の本題。息子の太賀さんは、お父さんのこの代表作を、なんと一度も見たことがないそうです。一体どうしてなんでしょう。
「今の自分が変わってしまいそう」な特別な作品
これ、ただ「親の仕事を見るのが恥ずかしい」とか、そういう単純な話じゃないみたいなんです。
太賀さん自身が言うには、「見てしまうと、開けていない扉が開いちゃうような気がする」「今の“仲野太賀”が変わってしまうかもしれない」とのこと。お父さんの役者人生を決定づけた、あまりにも大きな作品だからこそ、軽々しく触れられない。そんなリスペクトが感じられます。
「演技が似ていたら嫌だ」なんていう気持ちもあるらしく、一人の役者としてのプライドも伝わってきますよね。なんだか、すごく気持ちがわかる気がします。
父・中野英雄さんの今は？
ちなみに、お父さんの中野英雄さんは、今も元気に俳優として活躍されていますよ。映画『アウトレイジ』シリーズとか、相変わらず迫力のある役も多いですけど、SNSなんかを見ると息子さんのことをすごく応援していて、優しいお父さんなんだなあって感じます。
家では「激甘」で、一度も手をあげられたことがないとか。あの強面のイメージとのギャップがいいですよね。
名前に込められた父の願いと、親子の絆
この親子の話で一番ジーンとくるのが、「太賀」という名前の由来です。
これ、お父さんが「将来、大河ドラマに出られるように」って願いを込めて付けた名前なんだそうです。そして、その願いは現実になるんですよね。2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟！』で、仲野太賀さんが主演を務めることが決まっています。
30年前に父が込めた想いを、息子が最高の形で叶える。すごい話だと思いませんか？仲野太賀さんと父の物語は、これからも続いていくんですね。
最初は二世と言われるのが嫌だった時期もあったそうですが、今は自分の名字を背負って、覚悟を持って役者を続けている。本当に素敵な親子関係だなと思います。
まとめ
質問（Q）；
ドラマ『愛という名のもとに』で仲野太賀さんの父が演じたチョロが亡くなった理由は？
回答（A）；
勤務先でのパワハラや、女性に騙されて会社のお金を横領したことなどが重なり、精神的に追い詰められ自ら命を絶ってしまったからです。
質問（Q）；
仲野太賀さんはなぜ父・中野英雄さんの代表作『愛という名のもとに』を見ないのですか？
回答（A）；
父の人生を変えたあまりにも大きな作品であるため、見てしまうと今の俳優としての自分が変わってしまうかもしれない、という恐れがあるからです。また、「演技が似ていたら嫌だ」という俳優としての思いも理由です。
質問（Q）；
仲野太賀さんの父・中野英雄さんは現在どうしていますか？
回答（A）；
現在も俳優として精力的に活動されており、ご健在です。SNSで息子の活躍を応援する優しい一面も見せています。
質問（Q）；
仲野太賀という名前の由来は何ですか？
回答（A）；
父である中野英雄さんが「将来、大河ドラマの主役を張れるような俳優になってほしい」という願いを込めて名付けました。その願いは2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟！』で実現します。
ということで、今回は仲野太賀さんとお父さんの中野英雄さん、そしてドラマ『愛という名のもとに』の話をしてみました。父の伝説的な役柄と、それをあえて見ない息子の覚悟。そして、名前に込められた父の深い愛情…。なんだか、ただの芸能ニュースじゃなくて、一つの親子の物語としてグッときますよね。
二人のこれからの活躍が、ますます楽しみになりました。もし、この話に興味がわいたら、90年代の空気感と一緒に、お父さんの熱演をドラマで見てみるのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました！