『進撃の巨人』を観ていて、「あれ?この渋くてカッコイイ声、もしかして…」と思ったことありませんか? その声の主、津田健次郎さんかもしれませんよ!
 
		 
		この記事では、津田健次郎さんが『進撃の巨人』で演じたキャラクター(ハンネス)について、そして多くの人が気になっている「なぜ声優が変わったのか?」という理由まで、ふらっとお話ししていく感じです。
「声が変わったのはいつから?」「ハンネスってどんなキャラだっけ?」そんな疑問もスッキリ解決するはず。よかったらお付き合いください!
- 津田健次郎が進撃で演じた役
- ハンネス役の声優交代の理由
- 津田さん版ハンネスはS2から
- 初代声優は藤原啓治さん
津田健次郎が『進撃の巨人』で演じた役は誰?
 
		 
		メインキャラは「ハンネス」(二代目)
いきなりですが、結論から言うと、津田健次郎さんが『進撃の巨人』のテレビアニメシリーズで演じたメインキャラクターは、「ハンネス」なんです。
ハンネスといえば、主人公エレンの故郷、シガンシナ区にいた駐屯兵団の兵士ですよね。物語の第1話から出てくる、めちゃくちゃ大事な人物です。
ただ、ポイントなのが、津田健次郎さんは最初からハンネス役だったわけじゃなくて、「二代目」として声優を引き継いでいる、というところですね。
ハンネス役はいつから津田健次郎に?
津田健次郎さんがハンネス役を担当し始めたのは、アニメ『進撃の巨人 Season 2』(第2期)からです。
第1期(2013年放送)では、別の方がハンネスを演じていました。なので、Season 2(2017年放送)を観て「あれ?ハンネスの声、変わった?」って気づいて、それが津田健次郎さんだったと知った人も多いんじゃないでしょうか。
なぜ?『進撃の巨人』ハンネス役の声優交代
 
		 
		初代声優は藤原啓治さん
『進撃の巨人 Season 1』でハンネス役を演じていた初代声優は、藤原啓治(ふじわら けいじ)さんです。
藤原啓治さんといえば、もう説明不要かもしれませんが、『クレヨンしんちゃん』の初代・野原ひろし(父ちゃん)役とか、『アイアンマン』のトニー・スタークの吹き替えとか、本当に数えきれないほどの役を演じてきた、レジェンド級の声優さんです。
藤原さんの演じるハンネスは、普段はお酒飲んでばっかで「ダメな大人」っぽく見えるんですけど、いざという時の人間味とか、エレンたちへの深い愛情が感じられる、本当に素晴らしい演技でした。
交代の理由は藤原啓治さんの病気療養
声優さんが交代した直接的な理由は、藤原啓治さんが病気療養のために休業されたことでした。
藤原さんは2016年8月に、病気療養のために声優活動を一時休止することを発表されました。これが、ちょうど『進撃の巨人 Season 2』の制作・収録の時期と重なってしまったんですね。それで、ハンネス役を降りて、代役の方が立てられることになりました。
ご存知の方も多いと思いますが、藤原啓治さんは闘病の末、2020年4月12日に癌のため55歳という若さで旅立たれました。本当に残念でなりません。
津田健次郎が引き継いだ経緯
藤原啓治さんの休業に伴って、ハンネス役の「二代目」として白羽の矢が立ったのが、津田健次郎さんだったわけです。
実は、津田健次郎さんは、藤原さんが演じてきた他のキャラクター(『進撃の巨人』以外)もいくつか引き継いでいらっしゃいます。例えば、『アベンジャーズ』シリーズのホークアイ役の吹き替えなんかも、藤原さんから津田さんに引き継がれました。
実力も人気もあって、藤原さんの持つ独特の雰囲気や色気みたいなものを受け継げる声優さんとして、津田健次郎さんが選ばれたのは、すごく自然な流れだったんじゃないかなと思います。
津田健次郎が演じたハンネスを深掘り
さて、津田健次郎さんが演じることになったハンネスですが、このキャラクター、物語の中ですごく重要な役割を持っていますよね。
ハンネスはどんなキャラクター?
ハンネスは、物語のスタート地点、シガンシナ区の駐屯兵団兵士です。
- 第1話での姿:
 勤務中なのにお酒を飲んでたりして、一見すると「飲んだくれのおじさん」で頼りない感じ。エレンのお父さん・グリシャに命(奥さんの病気)を救われた恩があって、エレンやミカサ、アルミンを何かと気にかけてくれていました。
- 後悔の過去:
 超大型巨人が壁を壊した時、エレンのお母さん・カルラを助けに向かいます。でも、目の前に巨人が現れたら、恐怖で足がすくんじゃって、カルラを助けられなかった。結局、カルラの「子供たちだけでも助けて」っていう願いを聞き入れて、エレンとミカサだけを抱えて逃げることになります。この「助けられなかった」っていう強烈な後悔が、彼のその後のバネになるんですよね。
- 成長と最期:
 5年後、エレンたちが兵士になった頃には、トロスト区の駐屯部隊長に出世しています。エレン奪還作戦にも同行して、エレンとミカサの目の前で、かつてカルラを食べたあの因縁の巨人と再会してしまいます。今度こそ二人を守るんだと、過去の恐怖を乗り越えて果敢に立ち向かうんですが…。奮闘むなしく、食べられて戦死してしまいました。
津田健次郎版ハンネスの名シーン
津田健次郎さんが演じたSeason 2で、一番印象に残るシーンと言ったら、やっぱりハンネスの最期じゃないでしょうか。
エレン奪還作戦のラスト、エレンとミカサが絶体絶命のピンチに陥った時に、ハンネスが駆けつけます。目の前にいるのが、5年前にエレンのお母さんを食べたあの因縁の巨人だと気づくわけです。
 
		 
		5年前は怖くて動けなかった彼が、今度は「命に代えてもエレンを助ける」っていう強い決意で巨人に立ち向かっていく姿。
津田健次郎さんの、普段のちょっと飄々としたトーンから一変した、覚悟を決めた勇ましい声。そして、エレンたちの目の前で命を落とす瞬間の悲痛な叫び…。あれは多くの人が泣いたシーンだと思います。ハンネスの死が、エレンが「座標」の力を発動させる大きなきっかけの一つにもなりましたしね。
津田健次郎は『進撃の巨人』で他の役も?
 
		 
		OVA『悔いなき選択』のフラゴン役
津田健次郎さんは、テレビシリーズが始まる前、リヴァイ兵長の過去を描いたOVA(単行本の限定版についてきたやつですね)『進撃の巨人 悔いなき選択』で、「フラゴン・ターレット」っていうキャラクターを演じていました。
フラゴンは調査兵団の分隊長で、リヴァイの上司みたいな立場の人でした。当時はまだ津田さんがハンネス役を引き継ぐ前だったので、ファンからは「津田さん、進撃に別役で出てたんだ!」って、ちょっと話題になったりもしました。
津田健次郎の他の人気キャラと比較
津田健次郎さんといえば、ハンネス以外にもめちゃくちゃ人気のキャラクターをたくさん演じています。他の役とハンネス役を比べてみるのも面白いですよ。
『呪術廻戦』七海建人との共通点
『呪術廻戦』の七海建人(ナナミン)は、もう津田健次郎さんの代表格ですよね。
ナナミンは「大人の呪術師」として、主人公の虎杖悠仁を導く存在です。ハンネスも、エレンたち子供を守ろうとする「大人」としての責任感が強いキャラクターでした。
二人とも、「主人公たち若者を守り、導く大人の男」っていう点で共通してるかなと思います。冷静沈着なナナミンと、ちょっと頼りない感じから成長したハンネス。どっちも津田さんの低音ボイスが「頼れる大人」の魅力をグッと引き立てています。
『ゴールデンカムイ』尾形百之助との違い
『ゴールデンカムイ』の尾形百之助は、津田さんの演技の幅がよくわかる役だと思います。
尾形はミステリアスなスナイパーで、何を考えてるか全然わかんない、底知れない不気味さを持ってますよね。
それに対してハンネスは、怖いとか、後悔してるとか、愛情とか、感情がすごく分かりやすい、人間味あふれるキャラクターです。同じ津田さんの声なのに、尾形みたいな「冷徹さ・不気味さ」と、ハンネスの「人間的な温かさ・弱さ」を演じ分けてるのが、本当にすごいところです。
津田健次郎版ハンネスを観る方法
 
		 
		動画配信サービス(VOD)で観よう
『進撃の巨人』シリーズは、今だと多くの動画配信サービス(VOD)で観られますよね。Season 2に絞って観るのもいいし、藤原啓治さんが演じたSeason 1と見比べてみるのも、また違った発見があるかもしれません。
▼『進撃の巨人』が観られる主なVOD
- DMM TV
- U-NEXT
- dアニメストア
- Hulu
- Amazonプライム・ビデオ
- Netflix
(※2025年10月現在の情報です。配信状況は各サービスでご確認くださいね。)
『進撃の巨人』と津田健次郎のFAQ
まとめ:津田健次郎と『進撃の巨人』のハンネス役
 
		 
		というわけで今回は、津田健次郎さんと『進撃の巨人』の関わり、ハンネス役についてお話ししてきました。
藤原啓治さんが作り上げた「人間味あふれるハンネス」を、津田健次郎さんが「過去を背負い、覚悟を決めた大人のハンネス」として見事に演じきって、あの感動的なシーンを彩ってくれましたよね。
藤原啓治さんのハンネスが好きな人も、津田健次郎さんのハンネスが好きな人も、ぜひこの機会に『進撃の巨人 Season 1』と『Season 2』を、DMM TVやU-NEXTなんかの配信サービスで見比べてみて、両名の素晴らしい演技をあらためて味わってみるのもいいんじゃないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! あなたは、藤原さんのハンネスと津田さんのハンネス、どちらの演技が印象に残っていますか? よろしければ、ぜひコメントで教えてくださいね。
 
		
	
