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「かぞかぞ」のあらすじ解説!笑いと涙の家族ドラマ

「家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった」というドラマのあらすじが気になっている皆さん、こんにちは!このブログでは、略して「かぞかぞ」と呼ばれる心温まる作品の魅力を徹底解説していきますね。

なんちゃん
なんちゃん
「かぞかぞ」って何のドラマなの?

作家・岸田奈美さんの実体験をもとにした自伝的エッセイが原作のドラマだよ。
かいくん
かいくん

このドラマの最大の魅力は、どんな悲しいことがあっても笑いに変えてしまう力です。見ていると不思議と心が温かくなります。

なんちゃん
なんちゃん
そんな重い内容なのに、なぜ笑えるの?

主人公の七実の独特な視点と表現力があるからだね。例えば、こんなセリフがあるんだ。
かいくん
かいくん

「家族の死、障害、不治の病。どれかひとつでもあれば、どこぞの映画監督が世界を泣かせてくれそうなもの。それ全部、うちの家に起きてますけど?」

このセリフには、主人公の七実(ななみ)の強さと家族への愛が詰まっています。

このブログでは、河合優実さん演じる七実を中心とした個性豊かな登場人物たち、ダウン症俳優・吉田葵さんの感動の演技、そして作品に込められた「家族とは何か」というテーマについて詳しく紹介していきます。

なんちゃん
なんちゃん
他にどんな内容が紹介されるの?

全10話のあらすじや、SNSで話題になった秘密にも迫るよ。普通とは少し違う家族の形を通して、大切なことを思い出させてくれる作品なんだ。
かいくん
かいくん

一緒に「かぞかぞ」の世界を覗いてみましょう!


この記事のポイント

  • 作品の原作は岸田奈美の自伝的エッセイ
  • 物語の主な登場人物と家族構成
  • ドラマは全10話構成
  • 作品の主要テーマと魅力

引用:Amazon.co.jp: 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった [DVD] : 河合優実, 岸田奈美, 大九明子, 市之瀬浩子, 鈴木史子, 大九明子, 河合優実, 坂井真紀, 吉田葵, 福地桃子, 奥野瑛太: DVD

「家族だから愛したんじゃなくて」のあらすじを徹底解説

「家族だから愛したんじゃなくて」のあらすじを徹底解説

心温まる原作の魅力とは

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(略して「かぞかぞ」)は、作家・岸田奈美さんが実際に体験したお話をもとにしています。もともとはインターネット上の「note」というサイトに投稿された自伝的なエッセイでした。

なんちゃん
なんちゃん
「かぞかぞ」って実話なの?どんな内容なの?

そう、岸田奈美さんの実体験がベースなんだ。普通じゃない家族の日常を独特の視点で描いているよ。
かいくん
かいくん

この作品の一番の魅力は、どんな悲しいことがあっても笑いに変えてしまう力です。主人公の七実(ななみ)は、普通の家庭とは違う状況の中で育ちましたが、それを「不幸」とは考えません。むしろ、自分の家族の個性を大切にし、誇りに思っているのです。

なんちゃん
なんちゃん
でも重い内容なのに、なぜ読者は笑顔になれるの?

七実の独特の視点と表現力があるからだよ。例えば、こんな印象的なセリフがあるんだ。
かいくん
かいくん

例えば、原作では次のような言葉があります。「家族の死、障害、不治の病。どれかひとつでもあれば、どこぞの映画監督が世界を泣かせてくれそうなもの。それ、全部、うちの家に起きてますけど?」

このように、重い内容なのに読者を笑顔にさせる不思議な力があるのが、この作品の最大の特徴でしょう。悲劇を悲劇のままにせず、そこから前向きに生きていく姿に、多くの人が心を打たれたのです。

個性豊かな登場人物たち

「かぞかぞ」には、個性的で魅力的な登場人物がたくさん登場します。

それぞれのキャラクターが生き生きとしていて、読んでいると本当に存在する人たちのように感じられますね。

主な登場人物

名前 役割 特徴
岸本七実(ななみ) 主人公 想像力豊かで、シニカルでユーモラスな高校生。

後に作家になる

岸本ひとみ 七実の母 大動脈解離(だいどうみゃくかいり:血管が裂ける病気)で倒れ、車椅子生活に
岸本耕助 七実の父 物語の始めには既に亡くなっている。

幽霊として草太の前に現れる

岸本草太 七実の弟 ダウン症を持つ。

純粋で優しい性格

大川芳子 七実の祖母 大雑把な性格。

後に認知症になる

七実は頭の回転が速く、ユニークな発想で周りを驚かせます。

母のひとみは大病を患いながらも、前向きに生きる強さを持っています。

亡き父の耕助は、家族を見守る存在として描かれます。

弟の草太は、ダウン症という障害を持ちながらも、周りの人を幸せにする不思議な力を持っています。

祖母の芳子は、孫を溺愛するタイプではなく、むしろさっぱりとした性格で、それがまた魅力的です。

このように、一人ひとりが個性的で、お互いを尊重し合う関係性が、読者の心を温かくするのです。

作品に込められた深いテーマ

「かぞかぞ」には、いくつかの重要なテーマが込められています。

その中でも特に印象的なのは「家族の形は一つではない」というメッセージです。

血のつながりだけが家族ではなく、愛し合い、支え合う関係こそが本当の家族だということを教えてくれます。

七実の家族は、世間から見れば「大変な家」「可哀想な家」と思われるかもしれません。

しかし、彼らは互いを深く理解し、尊重し合っています。

また、この作品は「自立と絆」についても考えさせられます。

七実は東京で作家として成功し、草太はグループホームで一人暮らしを始め、ひとみは心理カウンセラーを目指します。

それぞれが自分の道を歩みながらも、家族としての絆は決して切れることがありません。

さらに、「人生の困難をユーモアで乗り越える力」も重要なテーマです。

七実は辛いことがあっても、それを笑いに変える才能を持っています。

この姿勢が、家族全体を支える大きな力となっているのです。

このように、「かぞかぞ」は単なる家族ドラマではなく、私たちに「家族とは何か」「幸せとは何か」を深く考えさせてくれる作品なのです。

全何話?放送回数と見逃し配信

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」のドラマは、全10話で構成されています。

2024年7月9日からNHK総合で放送が始まりました。

毎週火曜日の午後10時から10時45分までの放送です。

各話のあらすじは以下の通りです:

1.七実の家族が紹介され、母・ひとみが大動脈解離で倒れる
2.ひとみのリハビリと七実の進路決定
3.父・耕助の死と沖縄旅行の思い出
4.七実の就職とひとみの新たな挑戦
5.七実の仕事の悩みと父への思い
6.七実が作家を目指すきっかけ
7.ひとみの再手術と七実の帰省
8.祖母・芳子の認知症の発覚
9.草太の一人暮らしへの挑戦
10.家族の新たな旅立ちと再会

見逃してしまった場合は、NHKプラスで配信されているので安心ですね。

放送から1週間以内であれば無料で視聴できます。

また、有料のビデオオンデマンドサービスでも配信されているので、いつでも好きなタイミングで楽しむことができます。

このドラマは、時間軸が行ったり来たりする構成になっています。

過去と現在が交錯しながら物語が進むので、全話を通して見ることで、より深く家族の絆を感じることができるでしょう。

ドラマ化で注目された理由

「かぞかぞ」がドラマ化され、大きな注目を集めた理由はいくつかあります。

まず、キャスティングの素晴らしさです。

主人公の七実役を演じたのは河合優実さん。

映画『あんのこと』で注目された実力派女優です。

母・ひとみ役の坂井真紀さん、父・耕助役の錦戸亮さんも、それぞれの役を見事に演じています。

特に注目されたのは、草太役の吉田葵さんです。

吉田さんは実際にダウン症を持つ俳優で、このドラマが俳優デビュー作となりました。

リアルな演技と愛らしい表情で多くの視聴者の心を掴みました

その後、映画『PERFECT DAYS』にも出演するなど、活躍の場を広げています。

また、原作の持つ「重い題材を明るく描く」という特徴を、ドラマでも見事に表現したことも評価されました。

家族の苦難を描きながらも、決して暗くならず、むしろ温かさと希望を感じさせる演出が多くの人の共感を呼んだのです。

さらに、現代の多様な家族の形を描いたことも、社会的に意義がありました。

「普通の家族」という固定観念にとらわれず、それぞれの家族が持つ個性や絆の大切さを伝えています。

このように、「かぞかぞ」は単なるエンターテインメントを超えて、私たちに家族の本質について考えさせてくれる作品として、多くの人に愛されているのです。

人気ドラマ「かぞかぞ」の見どころと評価

人気ドラマ「かぞかぞ」の見どころと評価

ダウン症の俳優が演じた感動の役

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(略して「かぞかぞ」)で、主人公・七実の弟である草太役を演じたのは吉田葵さんです。吉田さんは実際にダウン症を持つ俳優で、このドラマが俳優デビュー作となりました。

なんちゃん
なんちゃん
吉田葵さんは単に障害があるから選ばれたの?何か特別な才能があるの?

いいえ、彼はモダンバレエの「名取」という教える資格を持つほどの実力者なんだよ。ドラマでもその才能が生かされているんだ。
かいくん
かいくん

ダンスが得意で、モダンバレエでは人に教えられるレベルの「名取」の資格を持っているのです。その才能は、ドラマ内でも草太が父親の幽霊と踊るシーンなどで生かされています。

草太というキャラクターは、ドラマの中で次のような魅力を見せてくれます:

  • 純粋で素直な心を持ち、家族を深く愛している
  • 母親が倒れた時に発見し、命を救う重要な役割を果たす
  • 成長とともに自立心が芽生え、グループホームでの一人暮らしに挑戦する
  • 「僕はママの子どもです。僕は大人です」と、自分の成長を自覚する姿が感動的

なんちゃん
なんちゃん
吉田さんはこのドラマの後、どうなったの?将来性はあるの?

彼はその後、役所広司さん主演の映画『PERFECT DAYS』にも出演して活躍の場を広げているよ。映像業界の多様性を広げる存在だね。
かいくん
かいくん

吉田さんの活躍は日本の映像業界における多様性の広がりを示す重要な一歩と言えるでしょう。障害を持つ人が演じる役が「障害者役」に限定されがちな中、彼のような才能ある俳優の存在は、業界に新たな可能性をもたらしています。

父親の死因が物語に与えた影響

「かぞかぞ」の物語において、父・耕助(錦戸亮さん演じる)の死は大きな転機となっています。

耕助は急性心筋梗塞(きゅうせいしんきんこうそく:心臓の血管が詰まる病気)で突然亡くなりました。

この出来事が物語に与えた影響は多岐にわたります:

家族構成の変化

  • 母・ひとみが一家の大黒柱となる
  • 七実が家族を支える重要な役割を担うようになる
  • 草太が父親の死を受け入れられず、「東京に出張中」という設定が家族の中で生まれる

物語の独特な要素
1.幽霊となった耕助が草太の前に現れる幻想的な場面
2.過去と現在が交錯する時間軸の構成
3.「死」という重いテーマを、悲劇として描くのではなく、家族の日常の一部として描く手法

特に印象的なのは、七実が父に「パパなんか、死んでまえ!」と言ってしまった直後に、実際に父が亡くなってしまうという七実の心の傷です。

この罪悪感は七実の人生に長く影を落とし、作家として家族の物語を書くことで、その傷を癒していく過程が描かれています。

耕助の死は悲しい出来事でありながら、家族それぞれの成長と自立のきっかけとなり、「血のつながりだけが家族ではない」というドラマのテーマを強調する重要な要素となっているのです。

視聴者から高い評価を得た理由

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」が多くの視聴者から高い評価を得た理由はいくつもあります。

その魅力を具体的に見ていきましょう。

キャスティングの妙

役名 俳優 特筆すべき点
七実 河合優実 映画『あんのこと』で注目された実力派。

七実の複雑な感情を見事に表現

ひとみ 坂井真紀 大粒の涙で見せた絶望感と、子どもたちへの深い愛情を表現
耕助 錦戸亮 くしゃくしゃの笑顔で家族を120%信頼する父親像を好演
草太 吉田葵 実際にダウン症を持つ俳優。

自然な演技で感動を呼ぶ

芳子 美保純 大雑把ながらも愛情深い祖母を演じ、後に認知症という展開も

重いテーマを明るく描く手法

このドラマは「家族の死」「障害」「不治の病」という重いテーマを扱いながらも、決して暗い作品にはなっていません。

むしろ、どんな悲劇も笑いに変えてしまう七実の才能によって、温かさと希望に満ちた物語になっています。

視聴者からは「泣けるけど、後味が悪くない」「現実的な問題を描きながらも希望が持てる」といった感想が多く寄せられました。

多様な家族の形の提示

「普通の家族」という固定観念にとらわれず、それぞれの家族が持つ個性や絆の大切さを描いています。

これは現代社会において非常に重要なメッセージであり、多くの視聴者の共感を呼びました。

NHK総合で2024年7月9日から毎週火曜日の午後10時から放送されたこのドラマは、単なるエンターテインメントを超えて、私たちに「家族とは何か」を考えさせる貴重な作品となりました。

SNSで話題になった人気の秘密

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」はSNS上でも大きな話題となりました。

その人気の秘密を探ってみましょう。

共感を呼ぶストーリー展開

ドラマ内で七実がSNSに家族のことを書き始めると人気になるという展開がありますが、これは実際の原作者・岸田奈美さんの経験と重なります。

岸田さんは配信サイト「note」に投稿した実話をもとにした自伝的エッセイが評判となり、それが書籍化され、さらにドラマ化されたのです。

この「実話ベース」という点が、視聴者の共感を呼び、SNSでの拡散につながりました。

「うちの家族も似たような経験がある」「自分も同じように感じたことがある」といった声が多く見られました。

印象的な名セリフの数々

ドラマ中の印象的なセリフがSNS上でシェアされ、人気を後押ししました。

例えば:

  • 「家族の死、障害、不治の病。

    どれかひとつでもあれば、どこぞの映画監督が世界を泣かせてくれそうなもの。

    それ全部、うちの家に起きてますけど?」

  • 「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
  • 「僕はママの子どもです。

    僕は大人です」

これらのセリフは、単なる言葉以上の深い意味を持ち、多くの人の心に響きました。

ハッシュタグの活用

放送中は「#かぞかぞ」というハッシュタグが活発に使われ、視聴者同士の感想共有の場となりました。

特に最終回では、七実が印税で買い戻した「ボルちゃん」で家族が墓参りに行くシーンや、満開の桜の下を車椅子で駆け抜けるひとみの姿に、多くの視聴者が感動の声を上げました。

このように、リアルな家族の姿と希望に満ちたメッセージ性が、SNS時代にぴったりの共感と拡散を生み、「かぞかぞ」の人気を支える大きな要因となったのです。

引用:家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった | TVガイドみんなドラマ

「かぞかぞ」のあらすじ解説!笑いと涙の家族ドラマ:まとめ

Q&Aでまとめますね。

質問(Q):
「かぞかぞ」の原作はどのようなものですか?

回答(A):
岸田奈美さんの実体験をもとにした自伝的エッセイで、もともとnoteに投稿されていました。

質問(Q):
作品の最大の魅力は何ですか?

回答(A):
どんな悲しいことがあっても笑いに変えてしまう力と、前向きに生きる姿勢です。

質問(Q):
主な登場人物は誰ですか?

回答(A):
主人公の七実、母のひとみ、亡き父の耕助、ダウン症の弟・草太、祖母の芳子が中心です。

質問(Q):
作品のテーマは何ですか?

回答(A):
「家族の形は一つではない」「自立と絆」「困難をユーモアで乗り越える力」がテーマです。

質問(Q):
ドラマは何話で構成されていますか?

回答(A):
全10話で、2024年7月9日からNHK総合で毎週火曜日の午後10時から放送されました。

質問(Q):
ドラマ化で特に注目されたのは誰ですか?

回答(A):
草太役の吉田葵さんで、実際にダウン症を持つ俳優としてリアルな演技が評価されました。

質問(Q):
父親の死因は何ですか?

回答(A):
急性心筋梗塞で突然亡くなり、物語の大きな転機となっています。

質問(Q):
視聴者から高い評価を得た理由は何ですか?

回答(A):
優れたキャスティング、重いテーマを明るく描く手法、多様な家族の形の提示が評価されました。

質問(Q):
SNSで話題になった理由は何ですか?

回答(A):
実話ベースの共感を呼ぶストーリー、印象的な名セリフ、ハッシュタグ「#かぞかぞ」の活用です。

このドラマは、一見すると「不幸」と思われる家族の物語を、笑いと希望に満ちた形で描いた心温まる作品です。主人公・七実の視点を通して、家族の本当の意味や多様な形を考えさせてくれますよ。重い題材を扱いながらも、決して暗くならず、むしろ前向きな気持ちになれるのが魅力ですね。見逃した方はNHKプラスで配信されているので、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!このドラマはNHKプラスで視聴することができます。

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