太宗イ・バンウォンドラマのあらすじを完全解説!アイキャッチ

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イバンウォンのドラマのあらすじ全32話!なぜ家族を消した?史実と結末を3分で読む

皆さん、こんにちは!今回は、韓国歴史ドラマの決定版とも言える名作「太宗(テジョン)イ・バンウォン」を徹底解説します。

「王座」という孤独な頂点を目指し、父や兄弟さえも切り捨てていくイ・バンウォン。チュ・サンウク主演で描かれるこの物語は、単なる歴史劇ではなく、血の通った人間ドラマとして、見る者の心を揺さぶります。

なんちゃん
なんちゃん
イ・バンウォンって、名前は聞くけど詳しくは知らないかも…

朝鮮王朝の基盤を作った「鉄の王」だよ。でもその裏には、壮絶な家族の争いがあったんだ。
かいくん
かいくん

本記事では、1388年の高麗末期から朝鮮建国、そして「王子の乱」を経て王となるまでの軌跡を、全32話の流れや相関図を交えて分かりやすく解説していきます。

「史実とドラマの違いは?」「なぜ家族を手にかけたのか?」といった疑問もスッキリ解消しましょう!


この記事でわかること

  • 威化島回軍から始まる激動の建国ストーリー(全32話構成)
  • 父イ・ソンゲとの愛憎入り混じる親子関係
  • 血塗られた権力闘争「王子の乱」の真実と史実
  • 夫を王にするために戦った妻ミン氏の生涯

引用元:KNTV「太宗イ・バンウォン」番組詳細

【あらすじ】全32話を3分で把握!覇道への道のり

イ・バンウォンのドラマあらすじと見どころ

物語は、高麗(コリョ)という国が滅び、朝鮮(チョソン)という新しい国が生まれる「革命前夜」から始まります。全32話は大きく3つの局面に分けられます。

序盤:革命の志士として(第1話~第12話)

運命を変えた「威化島回軍(ウィファド カイグン)」
1388年、高麗の将軍である父イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)は、王命に背き、軍を率いて都へ引き返す「威化島回軍」を決行します。これは事実上のクーデターでした。

なんちゃん
なんちゃん
クーデターを起こしたら、家族もタダじゃ済まないよね?

その通り。だからこそ、バンウォンの「機転」が最初の見せ場になるんだ。
かいくん
かいくん

当時、文官(役人)だった五男バンウォン(チュ・サンウク)は、いち早く危険を察知し、母や継母、兄弟たちを連れて脱出します。この判断力がイ家を救いました。

前半のクライマックスは、高麗最後の忠臣チョン・モンジュとの対決です。父が手出しを禁じる中、バンウォンは「善竹橋(ソンジュッキョ)」で彼を暗殺。この非情な決断が朝鮮建国を決定づけましたが、同時に父との間に修復不可能な亀裂を生むことになります。

中盤:骨肉の争い「王子の乱」(第13話~第22話)

朝鮮王朝建国後、待っていたのは外敵ではなく「内なる敵」でした。
建国の功臣チョン・ドジョンと父イ・ソンゲは、バンウォンら年長の王子ではなく、幼い末っ子(異母弟)を世子に指名します。

「私の功績はどこへ行った?」
怒りに震えるバンウォンは私兵を率い、二度の「王子の乱」を起こします。師匠であるチョン・ドジョンを斬り、異母弟を殺害し、実の兄とも刃を交える泥沼の展開へ突入します。

終盤:孤独な王・太宗として(第23話~最終回)

第3代王「太宗(テジョン)」として即位したバンウォン。しかし、王権を守るための粛清は止まりません。
かつての同志や、妻の実家(ミン氏一族)、さらには長男(譲寧大君)との対立。全てを犠牲にして築き上げた王権を、名君となる三男・世宗(セジョン)へと託すまでの、「人間イ・バンウォン」の孤独な晩年が描かれます。

なぜ家族を消した?相関図と史実の深層

太宗イ・バンウォン 登場人物相関図

ドラマを深く理解するために、複雑な「王子の乱」と人間関係を整理しましょう。

二度の「王子の乱」の真相

教科書では一行で終わる事件ですが、ドラマではその生々しい動機が描かれます。

名称 対立構図 史実と結果
第一次王子の乱
(1398年)
バンウォン
vs
重臣チョン・ドジョン
& 異母弟バンソク
バンウォンが先手を打ち、チョン・ドジョンと異母弟2人を殺害。父イ・ソンゲは実権を失い、隠居を余儀なくされる。
第二次王子の乱
(1400年)
バンウォン
vs
兄バンガン
王位を狙った兄バンガンの反乱を鎮圧。
これによりバンウォンの権威は不動となり、第3代王に即位。

なんちゃん
なんちゃん
兄弟を殺してまで王になりたかったの?

単なる野心だけじゃない。「王権が弱ければ国が乱れる」という彼なりの正義があったんだ。
かいくん
かいくん

父イ・ソンゲとの確執と和解

ドラマ最大の見どころの一つが、父ソンゲと息子バンウォンの確執です。
即位後も父は故郷に引きこもり、バンウォンに向けて矢を放ったという逸話(咸興差使)も劇中で描かれます。最終回近く、老いた父と王となった息子が、長年の憎しみを乗り越えて和解するシーンは必見です。

影の功労者、妻ミン氏の悲劇

パク・ジニ演じる妻、ミン氏(元敬王后)は、夫を王にするために実家の財力を全て注ぎ込んだ「戦友」でした。
しかし、王となったバンウォンは「外戚(妻の実家)の力が強すぎると国を危うくする」と判断し、ミン氏の弟たちを処刑します。
「あなたを王にしたのは私よ!」と叫ぶ妻と、涙を流しながらも粛清を断行する夫。この夫婦の愛憎劇は、史実に基づく最も痛ましいエピソードの一つです。

【まとめ】太宗イ・バンウォンを観るべき理由

最後に、このドラマの魅力をQ&A形式で振り返ります。

Q. バンウォンは結局「悪人」なんですか?
A. 史実では「冷徹な政治家」ですが、ドラマでは「苦悩する人間」です。
彼が汚れ役を引き受け、強固な王権を作ったおかげで、息子である世宗大王(ハングルを作った王)の平和な時代が訪れました。「悪役にならざるを得なかった英雄」として描かれています。
Q. どの動画配信サービスで見られますか?
A. U-NEXTHulu、KNTVなどで視聴可能です。
(※最新の配信状況は各公式サイトをご確認ください)

「太宗イ・バンウォン」は、韓国時代劇の重厚さと、スピーディーな展開を兼ね備えた傑作です。歴史の教科書には載っていない「家族の痛み」を知ったとき、きっとあなたも誰かにこのドラマを勧めたくなるはずです。

ぜひ、その波乱万丈な全32話を、ご自身の目で見届けてください!

引用元:テレビ愛知「太宗イ・バンウォン」公式サイト

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